IELTSスピーキング攻略ガイド:スコアアップのための徹底解説
皆さん、こんにちは。
今日はIELTSスピーキングの攻略法について、詳しく解説していきます。
IELTSのスピーキングテストは、他のセクションと違い、試験官と1対1の面接形式で行われます。
本番に「緊張で頭が真っ白になる…」なんてこともあるので、しっかり対策しておくことが大切です。
今回の内容はYouTube動画でも詳しく話しているので、「動画で学びたい!」という方は下記からチェックしてください。
それでは、IELTSスピーキングをスコアアップさせるための対策法を解説していきます。
本題に入る前に正木先生って?
正木伶弥
・TOEFL120点、IELTS9.0、英検1級
・日本生まれ日本育ち
・高校と大学はイギリス
・大学在学中に英語指導資格であるCELTA取得
・IDP公式IELTS教員研修終了
・British Council 認定 IELTS Expert
・著書2冊出版
日本人で数少ないブリティッシュ・カウンシル公認のIELTS Expertである正木伶弥先生。
IELTS9.0・TOEFL満点・英検1級の実績がある正木先生が、自身の経験をもとにIELTS勉強法を語ってくれます。
IELTSスピーキングの構成とは?試験の流れを理解しよう
IELTSスピーキングは他の受験者と同時に受験するわけではなく、個別に試験官と対話する形式です。
そのため、一般的に10〜15分程度で終了します。
リーディングやリスニングは1時間の長丁場ですが、スピーキングは比較的短いです。
そのため「本番ではあっという間に終わった」と感じる受験者も多いです。
IELTSスピーキングは、3つのパートに分かれています。
パート | |
Part 1 | 自己紹介と日常的な質問に答える |
Part 2 | トピックカードに基づいてスピーチを行う |
Part 3 | 社会的な問題や一般論など抽象的な質問に答える |
ILETSスピーキングの特徴は、試験官が生身の人間であるという点です。
コンピューター受験の場合でも、スピーキングは画面越しの試験官と会話する形になるため、リアルなレスポンスや表情の変化があるのが特徴です。
これは、英語の試験としては珍しく、会話のキャッチボールや、受け答えのスムーズさが試される試験だと言えます。
Part 1:自己紹介と日常的な質問に答える
Part 1では、試験官からの質問に答える形で会話が進みます。
このパートで出題される質問は、基本的に受験者自身に関するシンプルな内容であり、例えば以下のような質問が想定されます。
✔️あなたの趣味は何ですか?」
✔️「あなたの故郷について話してください」
✔️「週末はどのように過ごしていますか?」
✔️「最近読んだ本や映画について教えてください」
このように、身近な話題が中心となるため、難しい単語や専門的な知識は必要ありません。
重要なのは、簡単な英語でスムーズに受け答えができるようにすること。
流暢さ(Fluency)と自然なコミュニケーション能力が評価されるので、あまり難しい表現を使う必要はありません。
焦らずにリラックスして会話を楽しむようにしましょう。
Part 2:スピーチを行う
Part 2は、スピーキングテストの中でも特に練習が必要なパートです。
このパートでは、試験官から「トピックカード(cue card)」が渡され、それに基づいてスピーチを行います。
試験の流れは以下のようになっています。
トピックカードが渡される(試験官は「このテーマについて話してください」と指示を出す)
↓
1分間の準備時間(この間にメモを取ることができる)
↓
1〜2分間のスピーチ(試験官は基本的に聞くだけで、途中で発言しない)
トピックカードには、話すべきポイントが4つ程度記載されています。
しかし、これはあくまでも目安であり、絶対にすべてをカバーする必要はありません。
むしろ、自分が話しやすい方向に話を広げ、1分ではなく2分間しっかり話せるようにすることが重要です。
実際の試験では、1分ちょうどでスピーチを終えると、試験官から「もう少し話してください」と促されることがほぼ確実です。
そのため、練習段階では最低でも2分間話し続けるトレーニングを行い、余裕を持ってスピーチできるようにしておきましょう。
Part 3:抽象的な質問に答える
Part 3では、より抽象的な質問に答えることが求められます。
Part 1と同じく、試験官の質問に受験者が答える形式ですが、より深いテーマの内容に踏み込むことになります。
例えば、以下のような質問があります。
✔️「あなたの国では環境問題にどのように取り組んでいますか?」
✔️「現代社会ではテクノロジーが人間関係にどのような影響を与えていると思いますか?」
✔️「グローバリゼーションは教育にどのような影響を及ぼしていますか?」
Part 3では、このように、社会的な問題や一般論について説明する力が求められます。
単に「はい」や「いいえ」で答えるのではなく、理由や具体例を挙げながら、しっかりと論理的に説明できることが重要です。
スコアアップのためのポイント:流暢さと発音が重要!
IELTSのスピーキングでは、回答の内容の難しさよりも「流暢さ(Fluency)」が重視されます。
つまり、難しい単語を使うことよりも、止まらずにスムーズに話し続けることが大切だということ。
もう一つの重要なポイントは発音です。
IELTSでは、完璧なネイティブの発音を求められるわけではありません。
たとえ日本語なまりがあっても、相手にしっかり伝わる発音であれば問題ありません。
しかし、ネイティブの試験官が聞き取れないほど発音が不明瞭な場合は、減点対象になります。
そのため、日本語特有の発音のクセを極力なくし、明瞭な発音を意識することが重要です。
しかし、IELTSスピーキングでは「まったく知らず、答えられない話題」も多く出てきます。
「うーん…」「えーっと…」など考えこむ時間が長かったり無言になってしまうと、流暢さの評価が下がってしまいます。
まったく興味がないトピックや自分の知識や経験と関係のない話題を振られた時でも、言葉に詰まらずに話し続ける方法を下記では解説しています。
興味がある方はぜひ読んでみてください。
IELTSスピーキングで幅広いトピックに対応できるようになるはずです。
スピーキング試験のよくある誤解
IELTSスピーキングでよくある誤解として、「早く話したほうがスコアが高くなる」というものがあります。
しかし、実際には話すスピードはスコアには関係ありません。
むしろ、不自然に早口になると、暗記したスクリプトを話しているのではないかと疑われるリスクがあります。
IELTSのスピーキング試験では、暗記した文章をそのまま話すことは低評価につながります。
そのため、あまりにスムーズすぎると「暗記している」とみなされ、減点される可能性があります。
また、試験官の態度とスコアには関係ありません。
「試験官が無表情だったので、スコアが低かったのではないか」と心配する人もいますが、焦らなくて大丈夫です。
IELTSの試験官は、スコアを公平に評価するために、感情をあまり表に出さないようにしているだけ。
そのため、「試験官が笑ってくれなかった」「試験官が厳しそうだった」などは気にしないようにしましょう。
スピーキング力を上げるための効果的な練習方法
スピーキング力を上げるには、とにかく話す機会を増やすことが大切です。
もしIELTSのスピーキング問題集を持っているなら、それを使って練習するのがベストです。
それがない場合でも、オンライン英会話や友人との英語での会話でも十分に効果があります。
また、最近の音声認識技術を活用するのもおすすめです。
例えば、スマホやPCの音声入力機能を使って、自分の発音が正しく認識されるか試してみるのも良い練習方法です。
声認識が正しく聞き取ってくれない場合は、発音に改善の余地があるということなので、そこを重点的に練習してみましょう。
まとめ:IELTSスピーキングで高得点を取るために
IELTSスピーキングでは、話の内容の難しさよりも、スムーズに話せるかどうかが重要です。
また、発音に関しては、日本語なまりは問題ないですが、試験官が聞き取りやすい発音を心がけるようにしましょう。
スピーキング力を向上させるには、日々の練習を積み重ねることが最も効果的です。
しっかり対策をして、本番で最高のパフォーマンスを発揮しましょう!
最後に
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