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TOEFL・TOEIC・英検・IELTSの違いとは?受講すべきテストの結論


英語の資格と言えば、「英検」「TOEIC」「TOEFL」「IELTS」などがありますが、受けるなら将来的に何かの役に立つものが受けたいものです。そのためにはそれぞれの資格の違いを認識する必要があります。

本記事では上記4つの英語資格試験の活用例と難易度を比較してあります。用途とレベルからどれを受けたら一番いいのかを判断することができるかと思います。

それではさっそく見ていきましょう。

TOEFL、TOEIC、英検、IELTS。それぞれの違いと特徴を解説

就職活動に必須となりつつあるTOEIC

就職活動など企業提出用の資料に断然多く使用されるのが、TOEICです。日本以外の国の英語学習者も受ける試験なので、中国人や韓国人もたくさん受けていますが、日本を含むこの三カ国以外ではほとんど知られていない存在とも言えます。英検のように級分けはなく、初級者も上級者も同じ試験を受けます。

テストの概要
前半100問はリスニング、後半100問はリーディングです。リスニングパートでは写真描写のための短い英文問題もあれば、ラジオの広告やデパートのアナウンスなど少し長めの音声を聞いての読解問題もあります。リーディングパートでは語彙補充問題と長文読解問題を中心に、少し文法問題も出題されます。

小、中学生受験者激増中の英検

英検は日本人のための英語の試験です。一次試験前半の筆記パートは語彙を問う空所補充問題や長文読解問題、後半リスニングパートは会話文や長文音声による読解問題で、全てマークシート形式です。上位級である2級、準1級、1級では英作文もあります。

テストの概要
3級以上では一次試験合格者のみ二次面接試験を受け、対面式の英語面接試験で文章の音読や質疑応答を行います。一次試験二次試験の両方に合格して初めて、その級を取得したことになります。下位級である5級、4級には二次面接試験はありませんが、練習用として任意の録音式二次面接体験を行うことも可能です。

アメリカ大学出願に有効なTOEFL

日本人と韓国人に大人気のTOEICですが、進学や受験にはほぼ使うことができないだけでなく、アメリカ大学留学に関しては全く役に立ちません。アメリカ大学出願時に必要なのは英検でもTOEICでもなくTOEFLです。

テストの概要
TOEFLは大学出願のための英語資格ですから、リスニング音声に登場する会話もTOEICのようにオフィスでの会話ではなく、講義室での会話です。また、TOEICの場合はオフィスシーンでの日常会話がほとんどですが、TOEFLの場合は教室内の日常会話だけでなく、講義やディスカッションなどがテーマなので、教科に関する専門用語も出てきます。

イギリス進学や移住なら IELTS

2014年に不正が発覚して以来、イギリスへのビザ申請にはIELTSしか使えなくなりました。TOEICやTOEFLなどETS関係の資格試験はもう一切使えないので注意する必要があります。
IELTSは世界的に見ると受験者数がTOEFLよりも多く、多くの国で進学、移住に使いことができるテストです。
実はアメリカへの進学でも徐々に使うことができるようになってきています。

テストの概要
IELTSには二種類あり、一つはアカデミック・モジュールと呼ばれる進学用、一つはジェネラル・トレーニング・モジュールと呼ばれる移住用です。それぞれ出題内容が多少違うものの、読む書く聞く話すの四技能を判定することができる試験で、TOEFLに近いイメージです。

ニーズ別のおすすめ試験まとめ

日本国内で使うなら英検かTOEIC

日本国内で使うなら英検とTOEICです。教育機関では英検は多く採用されていて、入学試験や単位取得時の特別な加点を受けることができる場合があります。日本人がTOEFLやIELTSで高得点を取得するのは非常に困難であることから高校、大学進学の推薦入試やAO入試では英検かTOEICを利用する方が多くいます。

企業での目安に断然TOEICが多いのはスコア表示であるため細かな英語力の差を把握することが容易であるためと思われます。

ただ、もしも英検でもTOEICでも資格として提示できる場合には、自分の英語力によりどちらの方がより英語力を高く見せることができるかを考えて受けるのもいいかもしれません。例えば英検は一次試験中にライティング、二次面接試験ではスピーキングもあるので、ある程度のアウトプットが必要ですが、TOEICはそのどちらもないのでアウトプットが全くできなくてもハイスコアを狙えます。

逆に文章を書いたりしゃべったりは比較的できるが語彙力に自信がない、という場合は、作文で高得点を稼げる英検の方が向いているかもしれません。また、学生時代からずっと英検を受け続けているというような場合はそのまま英検を受けておいても損はありません。日本にいる限りはまだまだ高い認知度を誇る英検なので何かの役に立つかもしれません。

仕事関係ならTOEIC

英語を仕事に生かすことを考えているなら当然ですが、たとえ英語に全く自信がなく英語に無縁と思える業界で仕事をしていたとしても、いつ突然必要になるかわかりませんから、TOEICは一度受けておくことをお勧めします。

企業によってはスコアの要不要にかかわらず年に一度社員全員受験です。そうでない企業でもいつ「グローバル化」が進むかわかりませんから、備えておきましょう。実際のところスコアそのものは大きく関係ないことも少なくありませんが、「受けたことがない」では仕事そのものに後ろ向きな印象すら与えかねませんから、スコアだけは持っておきましょう。

日本国内にいる限り英検も資格として認められる場合がありますが、学生時代に英検をほとんど受けていないような場合はもう、社会人になってからわざわざ受ける必要はありません。TOEICのみを受け続けましょう。

英検は年に3回しかありませんが、TOEICはほぼ毎月(年10回)受験可能です。そのうちのベストスコアを提出すればいいので、毎月受けても構いません。

※注意点
TOEICには、TOEIC IPテスト(団体特別受験制度)と呼ばれるテストがあり、英検で例えるならこちらは準会場受験のような位置づけです。このIPテストのスコアは正式に認められるケースとそうでないケースがあり、提出先により対応が異なりますから、受験する前に確認する必要があります。

TOEIC公式認定証(スコアカード)には受験者の顔写真が印刷されていますが、IPテストのスコアカードには写真はありません(受験時の身分証明書の確認はあります)。

アメリカ進学ならTOEFL

英検とTOEICはアメリカでの認知度がゼロですから、TOEFLを受験するしかありません。TOEFLは複数の受験地で月に何度も行われているうえ、申し込みは4日前までできるため受験自体は非常に便利です。

手元に送られてきたスコアのコピーを提出するのではなく、テスト協会から直接学校へスコアを郵送する必要があるため、事務処理に予想外に時間がかかるケースもあります。少なくとも4か月前までに受験して手続きをしておきましょう。

※注意点
日本の一部の学校で行われているTOEFL ITPはスピーキングのないタイプで、以前の「紙のTOEFL」と同じ形式です。これは日本の教育機関において日本人学生の英語力を測るために行われる模擬試験やレベル分け試験のような位置づけで、資格としては使えず、公式なスコアとはみなされません。

イギリス進学や移住ならIELTS

アメリカではなくイギリス大学進学であれば、IELTSを受験する必要があります。IELTSの受験料は25,380円と、TOEICの約4倍する上、受験地が14都市(札幌 仙台 埼玉 東京 横浜 松本 金沢 名古屋 京都 大阪 神戸 岡山 広島 福岡)しかありません。また、身分証明書はパスポートしか認められていません。

気軽に受けられる条件が揃っていないため、必要な人しか受験しない試験ですが、他のどの資格代用することもできないので、イギリスで長期滞在ビザを申請する必要がある人は必ず受ける必要があります。

スコア換算表で難易度の比較をしてみよう

▼TOEIC×TOEFL換算表

英検の受験はしたことあるんだけど、自分ってTOEICだったら何点なんだろう?
TOEICは受けたことがあるけど、TOEFLは費用が高いし気軽に受けれない。そんな方のための換算表です。

問題形式や試験のトピックが異なるので、換算表イコールのスコアを取得することが難しい場合もありますので、あくまでも参考に換算表をご覧ください。

▼TOEFL×TOEIC×英検 換算表

▼TOEFL×IELTS 換算表

それぞれの試験の細かな違いを比較しました

試験時間の違い

英検
5級~3級までは英語入門者である小中学生向けで、履歴書に記入できるのは一般的に準2級以上の上位級のみです。

  • 準2級:計1時間半→リスニング25分、リーディング65分(ライティング無し)、プラス、一時筆記試験合格後二次面接試験6分
  • 2級:計1時間50分→リスニング25分、リーディングとライティング85分、プラス、一時筆記試験合格後二次面接試験7分
  • 準1級:計1時間55分→リスニング25分、リーディングとライティング90分、プラス、一時筆記試験合格後二次面接試験8分
  • 1級:計2時間10分→リスニング30分、リーディングとライティング100分、プラス、一時筆記試験合格後二次面接試験10分

TOEIC
計2時間→リスニング45分、リーディング75分、

TOEFL
計4時間~4時間半(到着順に試験開始、終了次第退室可能)→リスニング60~90分、リーディング60~80分、ライティング50分、スピーキング(録音)20分、

IELTS
計2時間45分→リスニング30分、リーディング60分、ライティング60分、面接試験15分、(面接試験のみ別の日に改めて受けることも可能)

テスト形式の違い

英検 
準会場も本会場も作文以外の筆記問題は全てマークシート形式で、作文は鉛筆での手書きです。ただ、英検CBTに関してはコンピューター受験で、二次面接も対面式ではありません。作文のある級ではタイピングスピードも必要とされるため、タイピングに自信がない場合はCBTを避け、通常の英検受験をお勧めします。

TOEIC 
マークシート形式のみです。記述問題も対面面接も音声録音もありません。

TOEFL 
全てをパソコン上で行うため、選択肢を選ぶ時にはクリックを繰り返し、ライティングはタイピングで行います。スピーキングはマイクに向かての録音です。最低限タイピングを早く行えるスキルが必要です。

IELTS
マークシート形式ではなく記述式です。スピーキングテストもマイク録音ではなく対面面接です。

出題分野の違い

英検
多岐に渡ります。科学の進歩、社会環境、学生生活とあらゆる話題に触れるため幅広い語彙が必要です。「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能全てが出題範囲です。

TOEIC
オフィスシーンの日常会話、と範囲がかなり限定されているため語彙を増やす時にはTOEIC用単語集を使っての対策が有効です。英検上位級、TOEFL、IELSTの中で最も対策しやすく短期間でのスコアアップが可能です。「読む」「聞く」のみで、「書く」「話す」はありません。

TOEFL
大学の講義や校内での状況を忠実に再現してあるため、学校講義や教務関係の事務用語などを多く知っておく必要があります。人間学の講義やアパート探しから就職活動まで、大学生なら知っておきたい分野です。「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能全てが出題範囲です。

IELTS
TOEFL同様イギリスで学んだり生活したりするために必要な表現を十分に学習して臨む必要があります。新聞や専門誌、ホテルの広告など生活に必要ですが日本の学校ではあまり学習しない分野でもあります。「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能全てが出題範囲です。

受験者数の違い

英検
2015年度受験者数:3,225,358人(全ての級の合計)

TOEIC
2015年度受験者数:2,779,300人(TOEIC Speaking & WritingとTOEIC Bridgeを含む)

TOEFL
正式には公表されていませんが、日本人受験者は約80,000人と言われています。

IELTS 
2015年度受験者数:36,000人 

以上、「英検」「TOEIC」「TOEFL」「IELTS」の違いについてでした。それぞれ用途が違い、対策方法も違いますから受験する前によく確認しましょう。

あなたに必要な試験は?

TOEFL・TOEIC・英検・IELTSの違いを知ることができましたか?
問題形式が違えば対策方法も、必要となる勉強時間も異なります。自分に必要で、最も適しているテストを理解し、勉強をしましょう

■TOEFL
アメリカ大学、大学院進学
日本での大学進学(主に推薦入試、AO入試)

■TOEIC
就職、転職活動
キャリアアップ

■英検
中学校、高校入試、大学(主に推薦入試、AO入試)

■IELTS
イギリス、ヨーロッパ、オセアニア大学、大学院進学
イギリス、ヨーロッパ、オセアニア海外移住

目的に応じて、最も適しているテストを選びましょう!

TOEFL、TOEIC、IELTSのスコア、どうやって伸ばせばいいのか分からない!?


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2017/03/12

執筆者 この記事を書いた人:Yuki

Yuki

元留学カウンセラーであり、ニュージーランド、オーストラリア語学学校にて勤務経験もあります。また、海外でアシスタント英語教師や現地ツアーガイドなどもしていたので、コースや英語の勉強法はもちろん、現地の生活から観光まで、英語、海外について何でも聞いてください!