IELTSスピーキングPart2攻略|高得点を取るコツと練習方法
こんにちは。
今日はIELTSスピーキングのPart2について解説していきます。
IELTSのスピーキング試験の中でもPart2は特に重要です。
なぜなら、このパートでは自分のスピーキング力を最大限にアピールできるチャンスだから。
しかし、多くの受験者が「2分間も話し続けられない」「途中で言葉に詰まってしまう」「何を話せばいいかわからない」と悩みを感じていることも確かです。
そのため、本記事では、IELTSスピーキングPart2の基本ルールから、スコアアップのための具体的な対策やコツまで詳しく解説します。
この記事を読むとわかること
✅ IELTSスピーキングPart2の試験の流れ
✅ 2分間話し続けるためのアイデアの作り方
✅ よく出るトピックと回答のコツ
✅ 高得点を取るための練習方法
試験当日に自信を持ってスピーキングできるよう、しっかり対策をしていきましょう!
今回の内容はYouTube動画でも詳しく話しているので、「動画で学びたい!」という方は下記からチェックしてください。
それではIELTSスピーキングPart2について詳しく解説していきます。
本題に入る前に正木先生って?
正木伶弥
・TOEFL120点、IELTS9.0、英検1級
・日本生まれ日本育ち
・高校と大学はイギリス
・大学在学中に英語指導資格であるCELTA取得
・IDP公式IELTS教員研修終了
・British Council 認定 IELTS Expert
・著書2冊出版
日本人で数少ないブリティッシュ・カウンシル公認のIELTS Expertである正木伶弥先生。
IELTS9.0・TOEFL満点・英検1級の実績がある正木先生が、自身の経験をもとにIELTS勉強法を語ってくれます。
IELTSスピーキングPart2とは?Part2の基本ルール
IELTSのスピーキングテストはPart1~Part3の3つのセクションに分かれています。
その中でもPart2は「スピーチのパート」と呼ばれ、試験官から与えられたトピックについて2分間スピーチを行う必要があります。
2分間のスピーチの前には、話す内容について考える時間が1分間与えられます。
試験の流れ
① 試験官から「キューカード」と呼ばれるトピックカードを渡される
例:「最近作り方を覚えた料理について説明してください」
カードには4つの質問(例:誰に教わった? いつ作った? どんな料理?など)が書かれている
② 1分間の準備時間で話す内容を考える
③ 2分間スピーチを行う(試験官は話を止めない限り聞き続ける)
④ スピーチ終了後、試験官が関連する質問を1〜2問する
IELTSスピーキングPart2では、準備時間があるため、戦略的に高得点を狙いやすいのが特徴です。
この時間をどう活用するかがスコアを大きく左右します。
Part2はIELTSスピーキングの中でも特に重要
特にPart2では、「自分の話し方をじっくり試験官に観察される」という特徴があります。
試験官はこのパートで「この受験者のスピーキング能力はどの程度か?」を冷静に評価します。
試験官の視点を理解しよう
Part1はあくまで簡単な質問への受け答え
Part3は試験官とのディスカッション形式
Part2はスピーチ形式で一方的に話すため、試験官が「受験者の能力をより正確に評価できる」
つまり、このパートで良い印象を与えられれば、スコアを大きく伸ばせるチャンスがあるということです!
また、Part2は「自分の得意な表現や難しい文法を使う絶好の機会」でもあります。
事前にしっかり準備をしておけば、試験官に「この受験者は話せる!」と思わせることが可能です。
IELTSスピーキングPart2 スコアアップのための3つのコツ
IELTSスピーキングPart2で高得点を取るためには、ただ2分間話せばいいというわけではありません。
試験官が評価する以下4つの基準を意識しながら、効果的な戦略を実践することが重要です。
✅ Fluency & Coherence(流暢さと一貫性)
✅ Lexical Resource(語彙力)
✅ Grammatical Range & Accuracy(文法の幅と正確さ)
✅ Pronunciation(発音)
ここでは、スコアアップのために最も大切な3つのポイントを解説していきます。
① 2分間話し続けるための準備
キューカードの「4つの質問」は目安と考える
キューカードには、通常以下のような4つの質問が書かれています。
例:「最近作り方を覚えた料理を説明してください」
Who taught you?(誰に教わりましたか?)
When did you learn it?(いつ習いましたか?)
What kind of dish is it?(どんな料理ですか?)
Why did you decide to learn it?(なぜ作ろうと思いましたか?)
キューカードには、このように質問が書かれているので、それを元にスピーチの準備をします。
ただ、これらの質問は、あくまで「話の方向性を示す目安」です。
必ずしもすべてに触れる必要はなく、話を広げることが大切です。
話を広げるためのテクニック
・1つの質問に対して深く掘り下げる
例:「友人に料理を教わった」 → その友人の性格、得意な料理、思い出のエピソードを話す
・関連する話題に発展させる
例:「料理を作るのが好きになった」 → 家族とのエピソード、他に好きな料理の話
このように、キューカードの内容をベースにしつつ、話をどんどん広げることで、2分間しっかり話すことができます。
② 使うべき英語表現とスコアが伸びる文法
文法のバリエーションを増やすこと。
IELTSでは、「文法の幅の広さ」が評価されます。
スコアを上げるためには、次のような文法を意識して使うことが大切です。
✅ 現在完了形(I have loved cooking since I was a child.)
✅ 過去形(I learned this recipe last year.)
✅ 未来形(I will try to make more dishes in the future.)
✅ 仮定法(If I had learned this recipe earlier, I would have impressed my family.)
ポイント💡
スピーチの準備時間の間に、「どの時制を使うか」を意識しておくと、より自然な表現ができます!
流暢に話すためのフレーズ集
✅ 話を始めるとき
“Today, I would like to talk about…” (今日は…について話したいと思います。)
“One of my favorite experiences was when…” (私の好きな経験のひとつは…)
✅ 話を展開するとき
“For example,…”(例えば、)
“That reminds me of…”(それで思い出しましたが、)
✅ 話を締めくくるとき
“To sum up,…”(まとめると、)
“In conclusion, I really enjoyed this experience.”(結論として、この経験をとても楽しみました)
こうしたフレーズを事前に準備し、実際のスピーチで自然に使えるようにしておくと、より高得点を狙えます。
③ 流暢に話すための練習方法
IELTSのスピーキングテストでは、話すスピードや流暢さ(Fluency)が重要な評価ポイントです。
以下のような練習方法を取り入れることで、本番でもスムーズに話せるようになります。
1.「2分半」を目標に練習する
💡 本番のスピーチ時間は2分ですが、試験では緊張して話すスピードが速くなりがちです。
そのため、練習の段階では「2分30秒~3分」話せるようにしておくのが理想的です。
2. 鏡の前で話す & 録音して確認する
💡 自分の話し方をチェックするために、「鏡の前でスピーチする」または「録音して聞き直す」のも効果的です。
話の流れがスムーズか、発音に問題はないかを客観的に確認できます。
3. 本番を想定した「1分準備→2分スピーチ」の繰り返し練習
💡 試験と同じ流れで、「1分間準備 → 2分間スピーチ」を繰り返す練習をすると、実戦感覚が身につきます。
複数のトピックを使ってこの練習を行うことで、どんな問題が出ても対応できるようになります。
IELTSスピーキングPart2 スピーチの構成と話し方
おすすめのスピーチの始め方
✅ “Last week, I learned how to cook a new dish…”(先週、新しい料理の作り方を学びました)
✅ “One of the most memorable experiences I had was…”(私が経験した中で最も印象的だったのは…)
このように、直接トピックに入ることで、他の受験者と差別化でき、試験官の印象に残りやすくなります。
④ スピーチの構成を意識する
スピーチの流れが整理されていると、試験官は受験者の話がわかりやすいと感じ、スコアが上がる可能性が高くなります。
おすすめのスピーチ構成
導入(簡単な背景説明)
本題(具体的なエピソードや説明)
まとめ(簡単な感想や結論)
例えば、「最近作り方を覚えた料理」について話す場合:
🔹 導入
“I recently learned how to make sushi from my friend, who is a chef.”
(最近、寿司の作り方をシェフの友人から教わりました。)
🔹 本題
“He showed me how to prepare the rice, cut the fish, and roll everything together.”
(彼はご飯の準備の仕方、魚の切り方、すべてを巻く方法を教えてくれました。)
🔹 まとめ
“I was really happy with the result, and now I feel more confident in my cooking skills.”
(結果にとても満足し、料理のスキルに自信がつきました。)
このように、スピーチの構成を意識することで、話の流れがスムーズになり、より高評価を得やすくなります。
試験当日の注意点と心構え
IELTSスピーキングPart2では、本番の状況にうまく対応することが高得点へのカギとなります。
ここでは、試験当日に意識すべきポイントや注意点を解説します。
① スピーチが途中で止められても問題なし!
試験官は、ちょうど2分経った時点でスピーチを止めることがあります。
これは減点対象ではなく、むしろ「十分な情報を提供できた」と考えてOKです。
💡 試験官が止める理由
2分経過したので、次のセクション(フォローアップ質問)に移るため
受験者の話す能力をすでに十分に評価できたため
もし途中で止められたとしても、「言いたいことが全部言えなかった…」と焦る必要はありません。
むしろ、「しっかり話せた証拠」と前向きに捉えましょう!
② 自信を持って話すことがスコアアップにつながる
IELTSのスピーキングは、単に英語の正確さだけでなく、話し方や態度も評価の一部です。
試験官に好印象を与えるポイント
✅ アイコンタクトをしっかり取る(下を向かずに、試験官と視線を合わせる)
✅ 堂々と話す(間違いを気にしすぎず、自信を持ってスピーチする)
✅ 声の大きさ・抑揚を意識する(単調にならないよう、適度にイントネーションをつける)
💡 ポイント
自信を持って話すことで、試験官は「この受験者は話すことに慣れている」と感じ、スコアが上がる可能性が高まります!
③ 「I’m going to talk about…」で始めなくてもOK
「IELTSスピーキングPart2のスピーチは、必ず”Today, I’m going to talk about…”で始めるべきだ」と聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実際はこのフレーズを使わなくても問題ありません。
むしろ、自然な表現でスピーチを始めるほうが、試験官に良い印象を与えることができます。
まとめ|IELTSスピーキングPart2は準備次第でスコアアップ可能!
IELTSスピーキングPart2は、しっかりと対策をすれば確実にスコアアップが狙えるパートです。
なぜなら、「1分の準備時間がある」「話す内容を事前に練習できる」 という特徴があるため、計画的なトレーニングが可能だからです。
IELTSスピーキングPart2は、適切な準備と練習を積めば、確実に高得点を狙えるパートです。
本記事で紹介したポイントを参考に、以下のような実践的なトレーニングを行いましょう!
✅ 毎日1つのトピックで「1分準備→2分スピーチ」練習をする
✅ さまざまな文法を意識しながら話す
✅ 録音して自分のスピーチを聞き直し、改善点をチェックする
しっかりと対策をして、自信を持って試験に挑みましょう!
あなたのスコアアップを応援しています!
最後に
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IELTS対策を徹底的に行いたい方は、イングリッシュイノベーションズの無料体験レッスンを活用するのもおすすめです。
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