【英語試験指導歴10年】英語学習のモチベーションを保つ方法は大きく2つある
英語学習を始めたときはやる気満々でも、日が経つにつれてモチベーションが続かなくなる…。
そんな経験は、英語学習している方の多くが通る道。特に試験対策や仕事の都合で始めた場合、「本当にこれできるのかな?」と不安になることも多いかと思います。
実は、モチベーションには「外的」と「内的」の2種類があり、その違いを理解することで自分に合った対策が見えてきます。
本記事では、英語講師として10年以上の実績を持つ正木氏のアドバイスをもとに、モチベーションを保つための実践的な方法を紹介します。英語学習に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
今回の内容はYouTube動画でもまとめているので、「動画で学びたい!」という方は下記からチェックしてください。
「しっかり勉強したい!」という方は、この記事で徹底解説しているので、ぜひ最後まで読んで確実にスコアを取得しましょう!
それではIELTS6.0を達成する方法を解説していきます。
本題に入る前に正木先生って?
正木伶弥
・TOEFL120点、IELTS9.0、英検1級
・日本生まれ日本育ち
・高校と大学はイギリス
・大学在学中に英語指導資格であるCELTA取得
・IDP公式IELTS教員研修終了
・British Council 認定 IELTS Expert
・著書2冊出版
日本人で数少ないブリティッシュ・カウンシル公認のIELTS Expertである正木伶弥先生。
IELTS9.0・TOEFL満点・英検1級の実績がある正木先生が、自身の経験をもとにIELTS勉強法を語ってくれます。
英語学習のモチベーションが続かない原因とは?
英語学習において、モチベーションが続かないのは珍しいことではありません。
やるべき学習が多いと、学習そのものが負担に感じやすく、気づけばやる気が低下してしまうこともあります。
そこで、外的モチベーションと内的モチベーションへの理解が大きく役立ちます。
外的モチベーションと内的モチベーションの違い
モチベーションには大きく分けて「外的モチベーション」と「内的モチベーション」の2つがあります。
「外的モチベーション」は、昇給や合格、周囲の評価といった外部の報酬が動機となるタイプのもの。
「内的モチベーション」は、「英語が楽しい」「自分の将来に必要」といった自分の内側から湧き上がる動機です。
外的モチベーションは即効性がありますが、報酬がなくなると一気にやる気もなくなりがち。
反対に内的モチベーションは強固で長期的に学習を支える力になります。
「やらされ感」が続かない最大の理由
「試験があるから」「上司に言われたから」という理由で始めた学習は、本人の意思とは関係ない「やらされ感」が強くなりがちです。
この状態では、英語そのものへの興味や楽しさを感じにくく、学習が単なる義務になってしまいます。
この「やらされ感」が強いと、ちょっとした挫折や停滞でもすぐに心が折れてしまうことが多く、学習が長続きしない原因となります。
だからこそ、自分の中で「なぜやるのか」を明確にし、できれば内的モチベーションへシフトしていく工夫が必要なのです。
英語学習で外的モチベーションを上手に使うコツ
外的モチベーションは一見弱そうに感じますが、工夫次第で強力な味方になります。
短期的に結果を出したい場合や、内的モチベーションがまだ育っていない場合は、外的モチベーションを上手に活用しましょう。
ご褒美を定期的に変えて刺激を保つ
外的モチベーションの代表例が「ご褒美」です。
ただし、同じご褒美をずっと続けていると飽きてしまうので、定期的に内容を変えるのがポイント。
例えば「3日頑張ったら好きなスイーツ」「1週間続けたら映画を観る」など、ちょっとした楽しみを用意しておくと、気持ちがリフレッシュしやすくなります。
報酬は必ずしも大きなものでなくてもいいので、自分がワクワクできる小さなご褒美を用意することが重要です。
報酬や目標を“見える化”して意識づけする
目に見えない目標は、意識しにくく、すぐに忘れがちです。
例えば「この試験に合格すれば給与が上がる」という外的目標があるなら、その金額を書いたメモを机の上に貼る、関連する写真を飾るなど、視覚的に確認できるようにするのがおすすめです。
人によっては、耳から入る方が効果的な場合もあります。
自分への応援メッセージや目標をスマホのアラーム音にするなど、五感を使って目標を意識し続ける工夫をしてみましょう。
英語学習で内的モチベーションを活用するコツ
長期的に英語学習を続けたいなら、外的モチベーションだけでなく、内的モチベーションを育てることが理想的です。
英語自体やその背景にある文化への興味を持つことで、自然と学習が楽しくなり、努力を「苦労」と感じにくくなります。
英語自体や英語圏の文化に興味を持つ
まずは、英語そのものや、英語が話されている国の文化に触れてみましょう。
アメリカの音楽や映画、イギリスの歴史やカフェ文化、カナダの自然など、どんな小さなことでもかまいません。英語学習を単なる作業ではなく、自分の好きなものと結びつけることで、モチベーションはぐっと高まります。
例えば「海外旅行で現地の人と話したい」「好きな俳優のインタビューを理解したい」といった目標を作るのも効果的です。
楽しさを見つけて学習と結びつける
英語を「勉強」として捉えるのではなく、楽しみの手段として活用するのもおすすめです。
好きな洋楽を歌ったり、海外ドラマを字幕なしで観たり、英語で日記を書いたり…。楽しいことを通して英語に触れれば、自然と知識も増え、学習が苦痛ではなくなります。
無理に机に向かうだけが学習ではありません。
自分が楽しいと思える方法で、少しずつ英語を生活に取り入れていくことが、内的モチベーションを引き出すコツです。
英語学習のモチベーションが切れたときの対処法
どんなに工夫していても、学習に疲れたり飽きてしまったりすることはあります。
そんなときは無理に気合いで乗り切るのではなく、視点ややり方を変えてみるのがおすすめです。
あえて違う形の英語に触れてみる
同じ教材や勉強法ばかりだと、どうしてもマンネリ化します。
そんなときは、試験対策から一旦離れて、全く別の形で英語に触れるのも効果的です。映画を観たり、洋楽を歌ったり、海外のニュースを読んだりと、勉強ではなく「体験」として英語に触れることで、気持ちがリフレッシュされ、また戻ってくる意欲が湧いてきます。
試験対策は短期集中型で取り組むのもアリ
もしモチベーションが続きにくいと感じるなら、長期戦ではなく短期決戦に切り替えるのも一つの方法です。
仕事や試験で必要な場合は、他の予定を調整し、集中的に取り組むことで、ダレる前に結果を出しやすくなります。
「自分は外的モチベーション型だな」と思ったら、期間を決めて一気に仕上げるのも有効です。
強制力のある環境で学習を習慣化する
友達や仲間と一緒に勉強することで強制力のある時間が作れます。
毎週何曜日に勉強すると事前に決めておき、そこでしっかりと勉強し、習慣化していくことができれば結果も出るのでおすすめです。
実際にイングリッシュイノベーションズの生徒さんも、生徒同士で勉強していたから英語の伸びが早くなったと感じている方も多いので、ぜひ勉強仲間を作ってみてください。
まとめ
英語学習を続けるうえで、モチベーションの維持は大きな課題です。
外的モチベーションに頼りすぎると長続きしにくいですが、上手に工夫すれば強力な武器になります。小さなご褒美や目標の見える化、短期集中型の計画などが有効です。
一方で、内的モチベーションを育てることができれば、学習はもっと楽しく、自然と続けられるようになります。英語や英語圏の文化に興味を持ち、楽しさを見つけることで学習が苦痛ではなくなります。
もし一人で続けるのが難しいと感じたら、スクールや学習仲間の力を借りるのも良いでしょう。
自分に合った方法で、無理なく楽しく学習を続けていきましょう!
最後に
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