【2022年最新】コロナ禍でTOEICが受けられない?抽選倍率や受験の現状をお伝えします
新型コロナウイルス感染拡大にともない、多くの英語試験・資格に対して受験者数の制限や感染防止対策を機関や団体で設けられるようになりました。
以前は、年間250万人を超えていた受験者数のTOEICも、今では1回あたりの試験に対して抽選で受験者数を制限するなどして実施しています。
未だにコロナの落ち着きの目処が立たないのが現状ですが、今回筆者が実際TOEICテストの抽選が当たり、テストを受けることができました。
今回は、コロナ禍のTOEIC試験の現状・以前と比べて変わったこと、試験会場の雰囲気やコロナ対策などレポートしていきたいと思います。
・今の抽選倍率が知りたい
・TOEICを受けたいがコロナ対策は大丈夫?
・抽選形式になったTOEICに申し込みたいけど不安
そんな方に向けて最新の情報をお伝えします!
コロナ禍の受験者数
コロナ前の2011~2019年は、年間200万人の受験者数を超えるTOEICテストでした。
しかし、2020年の1月頃から徐々に日本でもコロナが流行ってきたこで、受験自体が中止、以前と比べてテストを気軽に受けられず、2020年度の受験者数が150万人となりました。
こちらは国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が掲載しているデータになります。
2020年受験再開をスタートしたと同時に抽選により受験者を制限したことで、受けたくても受けられない人が続出しました。
私の周りにもTOEICの申し込みをしたが、抽選に外れて受けられなかったといった声を何人か聞きました。
抽選って当たるの?
新型コロナウィルス感染拡大により、2020年3月からTOEIC試験自体が中止となっていました。
2020年9月から再開する際、「先着順の定員制」という形で申し込みを受け付けましたが、アクセス集中によりシステム不具合が発生し、受付を中断する事態に。
それを受けて導入されたのが、「抽選方式」です。
抽選自体も導入当初は当たらないといった声が多数あり、一時期は倍率が4倍と非常に激戦となりました。
今の公式TOEIC試験を受けたいが抽選により受けられる・受けられないが決まるので、確実にスコアが欲しい人にとっては気になる点ですよね。
IIBCに問い合わせたところ過去3回分の抽選結果をお教えいただきました。
試験日 | 当選率 | 備考 | |
2021年12月19日(日) | 第284回 午前 100% | 第285回 午後 100% | 全国他会場当選率 100% |
2022年1月30日(日) | 第286回 午前 100% | 第287回 午後 100% | 全国他会場当選率 100% |
2022年2月27日(日) | 第288回 午前 100% | 第289回 午後 100% | 全国他会場当選率 100% |
ここ最近は当選率100%(全国)、一時期は倍率が4倍を超え、私や友人も全然抽選が当たらず、受けたいのに受けられない人が多くいました。
特に受験者が溢れ受けられなかった理由として、9月13日に実施されたTOEICから8ヶ月ぶりの再開で、
・就活生の受験数の殺到
・2年の有効期限が切れてしまった
・大学休学により会場数が減った
などが考えられます。
現在のTOEIC試験は、コロナ前にはなかった午前の部・午後の部にテスト時間を2分割して受験者にどちらを受験するか選択してもらっています。
体験レポート
今回、2022年1月30日 第286回TOEIC Listening&Readingを受験してきました。
受験に際し、コロナ前と変わったことや違いなどお伝えできればと思います。
申込み
お申し込みで最も大きく変わったのは午前・午後から受験時間を選択できるということです。
午前: 受付時間 | 9:25 – 9:55
午後: 受付時間 | 14:05 – 14:35
からの開始です。
それに伴い、午前・午後で試験も申し込み日程も異なってきます。
※午前を予約した場合基本的には午後の予約はできません。午前の抽選結果が出た頃には午後のお申し込みは終了しています。
申し込み受付期間も変更があります。
以前は1ヶ月ほどありましたが、現在の抽選方式では7日間と短くなっています。(抽選が始まったばかりの時は5日間)
余裕を持って早めの申し込みをおすすめします!
そして、受験料金にも変更があります。
2021年10月3日のTOEICから、1,320円に値上がりしました。
【現在:6,490円 → 改定後:7,810円(税込)】
密を避けつつ多くの人が受けられるように、これまで開催地を増やしたり、1日2回実施したりしてきたことで会場費や感染対策費が膨らんだそうです。
なるべく受験料を抑えたい方は、受験料が660円安くなるリピート割引(1年後の同月から3ヵ月間に実施の公開テストのうち1回が割引価格7,150円(税込)でお申し込みいただける)を上手に活用してみるのも良いでしょう。
当日の流れ
私が受験したTOEIC 午前の部について流れや注意点などお伝えします。
駅から会場まで
会場名:TOC有明(20F)
最寄駅:国際展示場駅 (ゆりかもめ・りんかい線)
駅から徒歩7分ほどでした。
国際展示場駅を出てずっと左に進んで、途中Panasonicのビルの中を通過して会場まで向かいます。
受付対応
エレベーターで20Fまでいくと受付がすぐありました。
体温の確認、名前、受験票、証明写真、体調の確認などを終えた後試験会場内へ向かいます。
座席などの受験環境
・600人程度収容可能
・机は3人掛け長机に2名掛ける方式
・比較的新しい建物で建物内は非常にきれい
・空調は効いているものの気持ち寒く感じたのでブランケットやコートをかけて受験が可能
・音は特別気になる感じはない(隣の人のマークシートの音がわかる程度)
・大部屋なので、リスニングの音声はやや大きめで聞こえやすい
・トイレは会場の各フロアにあり、個室数がとても少ないので混む
試験中〜試験終了まで
試験中は以前と同じように進められていました。
退出までにはやはりコロナ感染対策のため密を避けて退出が求められ時間がかかりました。
初めに、次の予定が入っていて時間がない方、受験番号が早い順で4.5つのグループの順に会場を出ました。
(早く退出したいからといって予定がないのに先に退出されるのは禁止です)
私はすぐ出られましたが、エレベーターも3つほどで、定員が10人くらいだったので会場を出てもエレベーターに乗れず待つといった時間が発生しました。
試験終了後退出までかかった時間は15分ほどでしたが、後半の番号は30分以上はかかったのではないかと思います。
万が一熱などでキャンセルしなければいけない時
公式サイトでご案内している「新型コロナウイルス感染症罹患、または感染の疑い等がある場合」に該当し、受験を控える場合、申請された方へは受験料の返金等(団体一括受験申込の方へは振替受験のご案内)をいたします。
なお、返金の申請には当協会が定める必要書類(医師の診断書やPCR検査結果等)の提出が必要です。
必要書類の詳細については、試験日の約2週間前/3日前に受験者の方へお送りするメールよりご確認のうえ、期日までにお手続きください。
※書類が期限を過ぎて到着した場合や、提出書類に不備・不足があった場合は返金できません。あらかじめご了承ください。
公式HPより
コロナの感染者がまだ落ち着かないな状況でこの対応は安心して申し込みできますね!
スコアアップに悩んでいる方
ここまで最新のTOEIC情報をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
コロナ前のTOEICの平均点は多少異なりますが、560〜580点くらいに収まっていました。
しかし、2021年度の1年間はほとんどが平均点600点を超え、最高平均点が627.1点でした!
以前と比べるとより勉強と準備を整えて受験に臨んでいる人がデータから見ても分かります。
TOEICでアピールするとなると最低でも600点からと言われていますが、スコアを上げることって簡単なことではないですよね。
自分で学習できる人はどんどん進めてもらってもちろんいいですが、600点手前でスコアアップに伸び悩む人は非常に多いです。
私自身も550~580点でスコアが中々上がらず、600点台に乗せるのにとても苦労しました。
そんな方はぜこちらの記事を参考にして勉強を進めてみてください。
ただ1人で勉強するのに限界が来た、すぐにスコアアップをさせたいと思われる方は、TOEICの専門のスクールに通うことも一つの手としておすすめします。
イングリッシュイノベーションズでは最短でスコアアップするためのノウハウとストラテジーを授業内でお伝えしています。
私自身も当時伸び悩んでいた時にイングリッシュイノベーションズの授業を受講してすぐに600点を超えた経験があります。
当校の体験授業は学校についての説明ももちろんさせて頂きますが、どのように勉強すればいいか、スコアアップの秘訣についても一部お伝えしています。
また、私たちのメソッドに自信と実績があるので、点数保証制度も設けています。
無料体験レッスンは新宿・大阪・横浜、オンライン校にて行っています。