【リーディングをあげたい!】TOEIC700点を目指すための5つの勉強法
特にリーディングに苦手意識を感じている、また点数が伸びなやんでいる方にお届けします。
・Part5の文法問題が苦手
この記事では、700点以上取得を目指すうえでの、各Partの時間配分から文法や単語、具体的な勉強法を紹介しています。
- 目次 -
TOEIC試験とリーディングセクションの概要
TOEICは全部で200問。
点数でいうと990点が満点です。
これの7割。つまり、140問以上を正解するとざっくりですが700点を突破できると計算できます。
しかし、下記の2019年の公式テスト結果からもわかるように、日本人は圧倒的にリーディングが苦手です。
テスト実施回 | リーディング(平均点数) | リスニング(平均点数) |
第238回(2019年3月) | 259.6 | 319.7 |
第239回(2019年4月) | 269.5 | 327.4 |
第240回(2019年5月) | 268.2 | 328.6 |
第241回(2019年6月) | 262.3 | 321.4 |
第242回(2019年7月) | 259.6 | 321.9 |
第243回(2019年9月) | 261.9 | 321.2 |
第244回(2019年10月) | 270.9 | 326.6 |
第245回(2019年11月) | 267 | 318.4 |
第246回(2019年12月) | 267.8 | 327.6 |
■第238回~第246回までの平均スコア
リーディング:265.2
リスニング:359.4
上記公式テストのデータからもわかる通り、700点を取得するためには、リーディングのスコアを上げる必要があります。
現在のあなたのスコアはいかがでしょうか?
例えば、リスニング350点、リーディング250点だとします。
リスニング・リーディングそれぞれ495点満点なのでリスニングにもまだまだ伸びしろがあります。
しかし、より高い点数を取得するためのリスニング対策をするよりも、リーディング対策を重点的に行う必要があります。
リスニングで350点取得出来ているということは、すでに高得点の領域に入っています。
その高得点の領域の点数を伸ばすためには、より難しい問題の生徒率を上げる必要があります。
一方、リーディングが250点となると、本来正解すべき問題を落としているということになります。
効果的なリーディングの勉強法を実践し、点数をさらに伸ばすことも可能だと思います。
リーディングでスコアアップを目指すためには、まずは効率的な勉強法を実現するための新形式のリーディングセクションの問題構成を把握することから始める必要があります。
TOEICリーディング旧型式と新形式の違いは?
2016年5月より、TOEICの問題形式が変更となりました。
TOEICリーディング:Part5問題形式
短文穴埋め問題:30問。
全40問から30問に変更になりました。
問題形式は、1つの短文に空欄があるので、4つの選択肢の中から適切なものを選び、不完全な文章を完成させる。
TOEICリーディング:Part6の問題形式
長文穴埋め問題:16問。
1つの長文において、4つの選択肢から最も適切なもの選び、文章を完成させる。
しかも、旧式では語彙を入れる問題だけでしたが、適切な文章をいれる問題が新たに増えました。
TOEICリーディング7:Part7の問題形式
読解問題:54問。
パート7では、文書が1つ、もしくは2つある問題の設問に答えていくのは旧型式だったのに対して、トリプルパッセージといい、3つの文書を読み設問に答えるもの増えました。
そのため、文章を読む量も増えました。
上記からもわかる通り、文章全体の中身を理解しなくては、解けない問題が増えました。
新形式になり、よりリーディングセクションで点数取得が難しくなったと感じている方も多いようです。
理由は、正解しやすかった問題数は減り、難易度の高い設問の問題数が増えたからです。
例えば、文法がある程度理解できる方が取れやすかったパート5は、40問が30問に問題数が減りました。
そして、いままでになかった新しい問題もあります。
どんな問題かというと、より実践に近いシチュエーションでの問題が増えています。
リーディングパートで、新しい問題が設立されたところは、パート6とパート7です。
さらに、チャットや携帯メッセージのやりとりも新形式では出題されるようになり、ビジネスメールや広告のような文章だけではなく、口語表現や日常会話のやりとりのフレーズの理解も必要となりました。
まとめる、新形式のリーディングセクションは旧型式と比べて下記の力を伸ばす必要があります。
・速読力
・英語を英語で理解する力
・単語力
・英文法力
TOEICリーディングセクションの時間配分を理解しよう
TOEICリーディングセクションは、Part5~Part7にわかれています。
700点以上を目指すためには、繰り返しになりますがリーディングセクションのスコアを上げる必要があります。
特に、リーディングセクションは時間との闘いとも、いわれているのできちんと時間配分を考えて各Partに取り組みましょう。
下記に紹介させていただくのは、リーディングセクションで高得点を取得するための時間配分となっています。
Part5と6は時間配分が短いので、正答率を保ちながらこの時間内に全ての問題を最初解くことは難しいと思います。
ですので、最終的な目標ととらえて、なるべく各Part時間内に全問解いて尚且つ、正答率を落とさない状態をめざしていきましょう。
【理想の時間配分】
Part5:全体で8分
Part6:全体で8分
Part7:全体で59分
合計:75分
TOEICリーディングスコアアップに必要な文法
大きく分けると、TOEICリーディングで押さえるべき文法問題はこちらの6種類。
(もちろん、リスニングセクションでも必要な文法です。)
特に、リーディングに関しては、文章量が増え、内容も理解するべき問題が増えたため文法を理解することは、スコアアップに直結するといえます。
文法力がつけば、文章構造を理解することが出来ます。
また、文章構造を理解する力がつくと、文章の速読にもつながります。
■品詞問題
同じ単語だけど、文脈の中から名詞・動詞・形容詞・副詞などを選ぶ問題。
それぞれの形が大体決まっており、名詞の終わりが ~tion,~ment・・になる、などと覚え、文中のどこが空いていると名詞なのか、動詞なのか、形容詞なのかを理解できればそこまで難しくない。
TOEICの文法問題の半分が品詞問題なので、確実に押さえるべき文法問題。
■動詞問題
品詞問題の次に出題頻度が高いです。
現在形・現在進行形・現在完了形など日本人の多くが苦手とする文法問題。
時系列で考えたときに、いつの話をしているのか、動詞がどの視点で使われている動詞なのか(主述の視点 vs 能動態か受動態か)を見極めて問題に答える必要がある。
■前置詞・接続詞問題
複数はこの手の問題もでます。
in,at,on,despite,althoughなど前置詞で使われているか、接続詞で使われているか。
どのシチュエーションで使われるかを暗記すれば、確実に正解できます。
基本の前置詞や接続詞の使い方をまずは理解する必要があります。
■代名詞問題
he, his, him, himselfの選択肢で適切なものを選ぶような問題。
そこに空欄があるかで、ここも覚えてしまえば、そこまで難しい問題ではありません。
■関係詞問題
who, whom, whoever, whoseの中から選ぶような問題。
人を指しているか、物を指しているか。
これもある一定のルールがあるので、そこさえ押さえれば確実に抑えられる問題です。
■ペア表現・比較問題
both, either, neither, soなどの選択肢問題。
こちらもパターンを抑えてさえしまえば、そこまで難しい問題ではありません。
TOEICの文法のパターンはこの中から確実に出されます。
数でみれば、そこまで沢山のパターンがあるようには見えないですよね。
これを一つずつ理解していく対策をし700点取得を目指しましょう。
TOEICリーディングスコアアップに必要な単語力
リーディングが苦手な方の大半は、問題を最後まで解ききっていません。
単語量と文書の読解は密に関連しています。
単語力がないと、文書の意味を理解するのに時間がかかってしまいます。
単語量が増えないと・・・
・内容の理解が出来ない=正解に結び付けない、また、問題を解くのに時間かかる。
リーディングセクションでよく耳にするのが、Part7の問題まで全部おわらなかったという声です。
それは、まさしく上記が原因ですね。
最後まで問題がいかない!と悩む方は、まずは単語量を増やしましょう。
何か1つ単語帳を買って、700点突破に必要な単語をひたすら覚えてください。
(可能であれば、オールイングリッシュで類義語で覚えられるような単語本を購入してください。)
単語は一回みただけでは、覚えません。
毎日毎日見る習慣をつけて、確実に覚えます。
本番で「あー、この単語見たことあるけど、どんな意味だったっけ」となった時点でタイムロスです。
しっかり単語を見た瞬間、意味が理解出来るよう覚えましょう。
TOEICリーディング5つの勉強法
新形式となり、読むべき文章量がおおくなり、より速読力や英語を英語で理解する力が必要となりました。
特に、TOEIC700点以上となると、高得点の領域にはいってくるためPart7まで解ききること
また、難しい問題の正答率をあげていく必要があります。
文章を読むのに時間をかけすぎてしまうと、問題を解く時間がなくなります。
その結果、あせって解答を選んでしまい、本来冷静に問題をとければ正解していただろう問題も落としてしまうことに繋がります。
まずは、英語の文章を読むことに慣れていきましょう。
TOEICリーディング対策①:英語の文章になれよう
まず、練習で読む文章はTOEICの問題文である必要はありません。
むしろ自分に興味のあるトピックの記事や、小説で問題ありません。
自分が興味を持って、楽しんで読み進めていけるトピックであるものをまず選びましょう。
ただし、読む文章のレベルは自分のレベルにあった物を選んでください。
例えば小説であれば見開き1ページ読んで、内容が50%以上理解できないのであれば難しすぎるので最低でも70%は内容がわかる、単語も70%以上分かるものを探して読み進めていきましょう。
次に読む時間を決めてください。
毎日20分なら20分と決めて、時間をはかって読めるだけ読んでください。
この時に大事なのは、読んでいて分からない単語が出てきても、そのたびに読むのを止めて辞書で調べることをやめましょう。
分からない単語には印をつけておいて、20分読んだ後で見直してその時に辞書で調べ、単語帳に分からない単語をメモしておいてください。
最後に意味を調べた上で、さらに理解するために読んだ文章をもう一度読み、詳しい内容を理解して、楽しんで毎日続けられる習慣を作りましょう。
また、時間内に読めた文章量をチェックしておくことで読む速度が早くなってきたか、ということも確認できます。
(重要なのは、内容を正確に理解しながら読む速度が速くなることです。)
70%以上の理解を目安に、読むものを徐々に難しいものにしていき、読めるトピックの幅を広げていくように練習をしていきましょう。
TOEICリーディング対策②:スキミング(Skimming)
スキミングとは、全体の文から要点だけを理解するためにおこないます。
一語一語丁寧に読むのとは、真逆になります。
TOEICの問題文でおきかえると、問題文全体の要点をつかみ問題の回答に繋がりそうなところを見つけ出すことです。
例えば、あなたがTOEICのリスニングでPart3のスコアを上げたいと考えています。
検索した結果、「TOEICリスニングのPart3勉強方法」という記事をみつけたとします。
しかし、長文の記事だったとします。
その場合、一語一語読もうとはせず何が書いてあるのかを理解するために、ばーっと流し読みをしますよね。
これが、スキミングです。
スキミングは実は、日本語の文章では常に行っていることです。
TOEICリーディング対策③:スキャニング(Scanning)
スキャニングとは、文章全体をすばやく見渡す方法です。
目的は、文章から特定の情報を探し出すために行います。
TOEICリーディング問題に置き換えると、問題に対して解答につながりそうなヒント、重要ポイントを発見するために行います。
実はこのスキャニング、普段私たちは日本語で行っていることです。
例えば、あなたがTOEICの申し込みに際して、クレジットカードでの決済方法をさがしていたとします。
ネットで検索して、「TOEIC申込方法に関して説明します」というサイトがあったとします。
まっさきにあたなた、クレジットカード決済が記載されているところをサイト内で探すと思います。
これが、スキャニングです。
TOEICリーディング対策④:英語を英語で理解する
英語の文章を読むときに、日本語に訳しながら読んでしまうとTOEICリーディングセクションにおいて不利になります。
理由は、英語の文章をいちいち日本語訳しながら読んでしまううと、問題文を読むだけで時間がかかってしまいます。
そすると、解答に費やせる時間が短くなってしまいます。
そのため、英語を英語で理解する力、英語脳をつちかう必要があります。
英語脳を培うためには、英語の文章に触れる機会、また英文を読む量を増やす必要があります。
また、ネイティブスピーカーと話す機会などをより多く作れれば、英語脳をつちかうのに役立ちます。
【応用編】TOEICリーディング対策⑤:英語の文章を読むときに、頭の中で音をださない
英語脳が出来ている前提となりますが、最終的には英語の文章をあたまのなかで音を出さずに読めるとより早く文章を読むことが出来ます。
実は、英語の文章を読むときに、英語が出来ていたとしても、無意識に音を出してよんでいます。
音をださなくても、英文が読めるようになると、劇的に読むスピードがあがります。
イメージは文章を目で追って読む形になります。
ただ、TOEICリーディングセクションでは、内容を理解しないと正答を導けない問題も多数あります。
無理をして音を出さずに読んでしまって、正答率を下げてしまっては意味がありません。
ですので、こちらは参考程度にとらえて頂ければと思います。
どれくらい力がついたか、TOEIC公式問題集で模擬試験をやってみよう
最後に、どれくらい文法力、単語力、速読力、英語を英語で理解する力がついたかは下記TOEIC公式問題集をおこなって試してみましょう。
どれくらい、力がついたかはスコアをみればわかります。
【公式問題集】
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6 (日本語)
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2016/06/06