TOEIC公開テストとIPの違い | メリット・デメリットをお伝えします
就職活動や転職活動、社内の昇進などでTOEICのスコアが必要な人も多いと思います。ただ、最近では公式TOEICの団体が主催するテストだけでなくIPテストを開催している団体も増えており、どちらを受けようか迷われる方や、違いはなんなのか分からない人もいると思います。
今回はTOEIC公開テストかIPテストのどちらを受けたら良いか迷っている人に向けて、TOEIC公開テスト・IPテストどちらも受験経験のある筆者から経験などを元にお伝えさせていただきます。
TOEICの種類
そもそもTOEICには、
・TOEIC Listening & Reading Test
・TOEIC Speaking & Writing Test
・TOEIC Speaking Test
・TOEIC Bridge Listening & Reading Test
・TOEIC Bridge Speaking & Writing Test
以上の5テストが存在します。
その中でも、IPテストはTOEIC Listening & Reading Testの過去のテストを使用したテストになります。
TOEIC公開テストとIPテストの違い
公開テストとは、一般財団法人ビジネスコミュニケーション協会が主催するテストになります。
(ここで指す、TOEIC公開テストとは「TOEIC Listening & Reading Test」のこととします)
IPテストとは企業や団体、大学などが団体単位で申し込み受験をすることができるテストになります。
それぞれ違いを解説していきます。
個人申でし込み受験/団体での受験
公開テストは公式のサイトから個人で受験申し込みをします。
受験日も大体月1回、年間10回程開催しています。受験料は7,810円(税込)となり、リピートで受けたい方は割引などが入り、7,150円(税込)で受験が可能です。公開テストは全て土日に受験日を設けています。
それに対し、IPテストは企業や大学側などが主催で団体として、テストを実施しています。
日程は受ける団体によってさまざまですが、月の1/3はテスト日程として設けている団体もあります。料金は受ける団体によってまちまちですが、高くても6,000円台、企業で受ける場合は福利厚生で半額以下の場合もあるので、TOEIC公開テストと比べるとリーズナブルに受けられます。
また、TOEIC公開テストでは証明写真が必要なのに対し、IPテストは写真がないので準備の手間が少し省けます。
IPテストは土日・平日にも受験日を設けている団体があることから、土日に仕事や予定がある人にとっては日程の融通が効いて受験しやすいです。
新しいテスト問題/過去のテスト問題
TOEIC公開テストは毎回の出題テストが新しい内容のものになります。テストのレベルも580点を平均点とされるように作られていることから日々アップデートされ、最新のデータをもとに作成されています。
IPテストは過去のTOEIC公開テストから出題されます。公開テストよりも簡単、スコアが取りやすいと言う声がありますが、問題自体は公式からの問題を引っ張ってきているので同じになります。ただ、過去のテストを元に世の中の問題集は作成されているので、対策がされているテキストを使って勉強を進めたことで少し点数が上がったと言うことはあるかもしれないです。
公式認定証/スコアレポート
多くの人が、公開テストかIPテストかを受験する上で迷うのはもらったスコア表が自分が必要な場面で使えるのか否かが重要なポイントになってきます!
公開テストの場合、大元が開催しているテストになりますので、公式認定証になり、全ての場面で活用することができます。
IPテストももちろん正式なスコアになりますが、ただし注意点として提出先独自の指標を設けている場合があります。一般財団法人国際ビジネス協会が主催する「TOEIC Listening & Reading Test」などのように記載している場合です。基本的にこのような特記事項がなければ公式認定証/スコアレポートどちらも正式なスコアとして認めてもらえます。
もちろん、アメリカや別の国でも公式のTOEICは受けることができます。
特に英語を活用する会社や機関に関してはその点が厳しいことがありますので提出先はスコアレポートでも問題がないか確認したのち受験にのぞむことをおすすめします。
下に違いをそれぞれまとめました。
公開テスト | IPテスト | |
受験日 | 年間10回程度(土日) | 各団体による(平日受験可能) |
受験料 | 7,810円(税込) | 各団体による(IPテストの方安い場合がほとんど) |
試験問題 | 新しいテスト | 過去の公式テスト |
スコア証明書 | 公式認定証(顔写真付き) | スコアレポート |
試験日 | 年間10回程度 | 各団体による |
申し込み期間 | 受験日から約1ヶ月半前より受付 (1週間) | 各団体による |
結果の発表・発送 | オンライン発表:3週間後 郵送:4週間後 | 各団体による 約営業日5日後 |
IPテストのメリット・デメリット
ここからは公開テストとIPテストを比較してのメリット・デメリットをご紹介します。
受験のしやすさ
IPテストの方が受験日程の多さや、受験料の安さから多くの回数を気軽に受験することができます。
また、IPテストが受験団体によっては小さな教室に数人〜数十名なんてところもあります。公開テストは1回のテストに対して何百人と受験者がいて、緊張感が漂います。
(筆者もスコアが必要で受験をしていたときは個人的に緊張やピリピリしていたためプレッシャーをとても感じていました)
公式認定証と同じく、履歴書に記入可
基本的に公開テストと同じで履歴書に記述することができます。また、企業によってはスコアレポートや公式認定証のコピーを求められます。その場合でも必ず公式認定証でなければならない。と言うことはほとんどありません。
簡単な手続きでストレスフリーに受験
公開テストと違って、団体によっては3日前に申し込みをして受験をすることができます。また、事前に写真を用意する必要がないのは個人的に忘れる心配もなく楽で良いなと思います。
結果を早く確認できる
公開テストだとネットで3週間で結果が分かりますが、IPテストだと早いところで5日で結果を知ることができます。スコアが切羽詰まっている人にとってはIPテストはギリギリまで受験して提出が可能になります。
転職活動でTOEICの足切りのスコアが必要だったときはIPテストを活用していました。履歴書の提出日の前日にギリギリ基準スコアに到達し履歴書に書き後日スコアレポートを提出しました。
まとめ
いかがでしたか?
公開テストとIPテストの違いについて理解いただけましたでしょうか。
ここでお伝えしたいのは公式テストよりもIPテストをおすすめをしているわけでもありません。もし、ご自身の希望する先がIPテストで良かったとしても先々公式のスコアを必要とする場があるとしたらまた受け直さなければいけません。
公式テストをメインで受けつつ、急遽や期限ギリギリまで勉強してテストを受けたい人にとってはIPテストは有効な手段と言えます。
どちらが自分にとってベストな受験方法なのかを考えた上で受験されるテストを決めることをおすすめします!
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