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TOEIC Part7対策を徹底解説!新形式の変更点から学習法をお話します

TOEICは、Part1の放送が始まってから終了までの2時間、息つく間もなく一気に解き進めていかなければなりません。特にPart7も後半になれば、終了時間も気になり、集中力が途切れ、なんとなく解答欄を塗ってしまっている自分に気付く人も多いかもしれません。

Part7は、リーディングパートの設問数の半分以上を占めていて、時間も75分間の75%程度を費やすパートです。このパートの出来如何で結果も大きく変わってきます。

ここでは、丁寧にPart7の対策方法を解説していきます。

1.TOEICテストPart7の概要

1.TOEICテストPart7の概要

最初に、Part7の概要について詳しく見ていきましょう。

新形式の変更点

TOEICは2016年5月29日実施の第210回公開テストより、リーディングの出題形式が変更になっています。Part7の比重が大きくなりました。まずは変更点を確認しておきます。

設問数

  • 48問 ⇒ 54問に増加

出題形式

  • シングルパッセージ28問 ⇒ 29問に増加
  • ダブルパッセージ20問 ⇒ ダブルあるいはトリプルパッセージ25問に増加

加わる出題内容

  • 文書内に新たな一文を挿入する適切な箇所を選ぶ問題
  • テキストメッセージなどの形式で複数名のやり取りに関する問題
  • 関連する3つの文書を読んで理解する問題
  • 文書中で書き手が暗示している意図を問う問題

TOEICテストPart7の特徴

上記の変更点も踏まえて、Part7の特徴を解説します。

設問数が54問に増えましたが、一つ(或いは関連する複数)の文章について、設問が2~5問ありますので、問題としては15題(旧形式では13題)で、その中に数問ずつ設問が設置されているイメージです。

シングルパッセージは、設問数としては1問しか増えていませんが、読まなければならない文章は9本から10本に、1本増えていることに注意してください。複数の文章から読み取る問題も4題×設問5から、5題×設問5に増えています。

内訳

  • シングルパッセージ10本
  •  ※目安:設問2個が4題、設問3個が3題、設問4個が3題程度

  • ダブルパッセージ2本
  •  ※設問5個が2題

  • トリプルパッセージ3本
  •  ※設問5個が3題

扱われる文章は、広告、テキストメッセージ、納品書などフォーム各種、eメール(社内、社外、クレームなど)、社内通知、記事、Webサイトなど、多岐に渡ります。新しく加えられたテキストメッセージ形式は、2名によるチャットと3名以上参加しているテキストメッセージの2問が出題されています。

これだけの問題を、Part5、Part6を解いた後に解かなければなりませんので、時間配分等も含め、事前の対策が大切になります。

2.基礎的リーディング力を上げるために

2.基礎的リーディング力を上げるために

Part7の具体的対策方法は後程紹介しますが、その前に、基礎的なリーディング力を上げる学習について少しお話しします。TOEICに必要とされるのは速読力ですが、速読力を身につけるには、英語に慣れ、英語の語順で英語を文頭から理解できるようになるまで沢山の英文を読むことが大切です。

リーディング力に必要な英語力

英語と日本語では文章構造が異なりますので、異なる語順の英文の意味を正しくつかむために、基礎文法の知識と語彙力は不可欠です。語彙力は読みながらでも強化することが可能かもしれませんが、文法力に不安のある方は基礎文法力を固めておくことが第一です。

その上で、学校で勉強したような後ろから訳す読み方でなく、英語の文型を意識しながら、「誰が、どうした、何を、その何はthat以下」というように文頭から内容を掴める力、つまり、『英語を英語で理解する力』をつけていく学習が求められます。

その力を養うには、読むだけでなく、聞く、話す、書く、この4技能を鍛え、最初から英語で考えられる力をつけることが近道と言えます。

※弊社に関して
当サイトを運営するイングリッシュイノベーションズのネイティブによるTOEIC学習は、スコアアップはもちろん、日本語で学ぶ英語ではなく、『英語を英語で理解する力』を養い、総合的な英語力の土台をしっかりと築いていくことを目標としています。文法通りの日本語に訳すことから離れた学習を進めてみて下さい。
参考:点数保証するTOEIC対策スクールの『イングリッシュイノベーションズ』

リーディング力アップのための学習法

基本的なリーディング練習の方法について解説します。TOEICを目標としている人は、Part7の特徴で紹介したTOEICに出題される形式の文章を利用して学習するとTOEIC対策の学習も同時にできます。

学習英文の選び方

最初は、今の自分の実力で比較的楽に読めそうなレベルで長すぎないものを選ぶことをお勧めします。いきなり英字新聞など難しい英文を選んでしまうと辞書を引くこと、内容把握にばかり気を取られて速読の練習はできません。何より辛くて続きませんね。まずは英語に慣れることが目標です。

長文がどうしても苦手であれば、長文も一文一文の繋がりですので、一文ごとに区切って練習しながら少しずつ増やしていくところから始めてみてはいかがでしょうか。

読み直しをしないで一気に読む

まずは、戻って読み直したりせずに一通り読んで、何について書かれているのかを大雑把で構いませんので掴む努力をして下さい。

TOEICでは、大量の英文を読まなければなりませんので、詳細は理解できなくても、どこで何について話しているのかを素早く見つけることが大切です。文章を読まずに英文の中からキーワードの単語だけを見つけたとしても、正答にたどり着くことはできません。

特に複数の文章から解く問題では、どの文章のどこで何について語っているのかを把握できていることで断然解答を見つけやすくなります。
一気に読み切るのが難しいという方は、次の「語順を意識して読む」ことから始めてみて下さい。

語順を意識して読む

次に、スピードは少し落としても構いませんので、文型を意識しながら読んで下さい。ゆっくりでも返り読みをしないで読むことが大切です。一気読みより丁寧に意味を取りながら文頭から理解していきます。

難しければ主語と述語動詞(その文のメインとなる動詞)を探す所から進めるとスムーズです。主語はすぐ見つかると思いますが、動詞は、述語動詞以外に、同じ文章内で不定詞や従属節で使われている動詞など様々な形で登場します。惑わされずに即座に述語動詞を見つけられるようになれば、文型と付随する修飾語もつかみやすくなります。

多読

とにかく沢山英文を読むことです。一度読んだ英文を繰り返し読むことで、速読の感覚を実感するのもいいですし、新たな英文に挑戦するのもいいでしょう。

一気にレベルを上げる必要はありません。何度も言うように完璧に日本語にする必要もありません。あまり一つの単語にこだわり過ぎず、知らない単語でも前後の文からイメージを推測できるようになることも大切です。

はじめは成果が見えにくいかもしれませんが、続けていくうちに、必ず以前より英文が頭に入りやすくなり、読むスピードも上がってきていることに気が付くはずです。継続は力なり!とにかく続けることが大切です。

3.TOEICテストPart7でスコアアップする為の学習法

3.TOEICテストPart7でスコアアップする為の学習法

長い目で継続的に英語学習を続ける時間のある方は、日頃から上記のような学習をすることで地道にリーディング力を上げていくこともできますが、TOEIC受験の計画があるのなら、上記のリーディング練習に加え、TOEICスコアアップのための効率的なリーディングトレーニングが必要になります。

ここでは、Part7攻略のための学習法について具体的に解説します。

時間配分

TOEICにおいて、時間配分の設定は目標点到達のために大切なポイントです。全く読まずに解答を塗る問題をなくすためにも、繰り返し練習して自分なりの時間配分を意識する必要があります。

例えば、一生懸命全部解いてリーディングパートに90分かかってしまう人は、どこかで15分の短縮をしなければなりません。その後の学習で10分短縮できたとして、残り5分。間違える確率の高い難題にその5分を費やし、自分にとって比較的解きやすかった問題を適当に塗ることが、効率的とは言えないことは誰の目にも明らかです。

TOEICは正答数でスコアが決まります。易しい問題の1問正解も、難題の1問正解も、同じ価値です。最後まで解答すること、そして自分のレベルに合わせて、取るべき問題に時間を有効に使うことが目標達成につながります。

時間配分を決めるには、TOEICの問題形式を知り、自分なりに時間配分を設定します。得意不得意がありますので、他者の意見をそのまま採用するのではなく、必ず自分自身の経験を通じで時間配分を決めましょう。一般的には上位スコア取得者でも50分~55分程度を使ってPart7を解いています。

問題形式の把握

TOEICの問題形式は決まっています。時間配分設定のためにも、繰り返しTOEIC形式の問題集などで事前練習を行いましょう。

お勧めする問題集は、体裁、レベルが本番と同じ公式問題集です。文字の大きさや問題の配置などに関しても公式問題集で練習することで、違和感なく本番の問題に向き合うことができます。

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» 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1

TOEIC模試形式の問題集も沢山販売されていますが、中にはトレーニングのために、あえて難しく作られている問題集もあります。本番のレベルや形式を知り尽くした方なら、このような問題集を使うのも一案ですが、まずは公式問題集を繰り返し解き、問題形式に慣れ、特徴を把握することをお勧めします。

出題形式も、文章から答えを探し出す問題、内容から推測する問題、語彙問題、口語表現、文章挿入など様々です。反復練習こそがスコアアップへの近道です。

公式問題集1冊の反復練習もとても効果的ですが、自分のレベルに合わせ、取りに行く問題、無理する必要のない問題を見極めることは簡単なことではありません。読んで問題に取り組んで時間をかけてから、結局諦めることになり「今回も時間が足りなかった」を繰り返してしまうことも多いでしょう。

英文を読む際の注意事項

シングル・ダブル・トリプルパッセージの全てに共通した、文章を読む際の注意事項についてお話しします。

Part7には、eメールが多く出題されますが、案外見落としてしまうのが、宛名や送り主、件名です。誰から誰に送られているのか、いつ送られているのかに解答のヒントがある場合もありますので、必ずチェックして下さい。

また、各種フォームやサイトの場合はタイトル部分の確認も忘れてはいけません。時間制限で焦ってしまい、本文ばかりに気を取られがちですが、全体に必ず目を通しましょう。

英語の名前についても慣れないと戸惑うことがあるかもしれません。組織の名前や人の名前がありますが、特に複数の人物が登場する場合、JohnやBobのように教科書に載っていたようなファーストネームではなく、少し見慣れないファミリーネームが多く登場しますので、設問文に出てくる人が、本文中のどこで、どのような立場で登場してくるのか、登場人物を区別しながら読む必要があります。

新しく採用されたテキストメッセージ形式の問題でも、内容だけでなく、誰の発言なのかを逐一意識しながら読んでください。

シングルパッセージ対策:上から順番に解いていく

設問をさっと確認し、上記の注意事項を意識しながら英文を読みますが、シングルパッセージの設問は、英文の内容通りの順番に並んでいる傾向があります。英文を読みながら1問目から順番に解いていくことで構いません。但し、文書内に新たな一文を挿入する適切な箇所を選ぶ設問がある場合は、挿入する一文を予め読んでから、挿入箇所を探しながら本文を読む方が効率的です。

新たに追加されたチャット形式では、会話している人たちの関係(同僚同士、上司と部下、クライアントとの会話など)を把握して内容を掴んでいきます。発言の意図を問われる問題では、どういった意図でその発言をしたのかを、口語的な表現の中から読み取らなければなりません。例えば、「明日は晴れるかな?」と聞いた理由には、「明日のピクニックを楽しみにしている(晴れを望んでいる)」「ピクニックに行くのが嫌(雨を望んでいる)」「車が壊れて徒歩で出勤しなければならない(晴れを望んでいる)」などの意図があるということです。

ダブルパッセージ対策:設問に目を通す

まず、二つの文章の組み合わせを確認したら、問題にさっと目を通すことをお勧めします。選択肢までみる必要はありません。ここでは、質問のキーワードから、どちらの文章にヒントがありそうか、あるいは、設問に人名が出て来た時、その名前を意識しながら読むための確認をして下さい。

但し、言い換えの語彙を問われる問題については、読みながら答えられるように、問われている単語の位置を予め確認しておきます。その後は、基本的に1番目の設問を読み、1つ目の文章の最初から読み進めて答えていきます。

1本目にありそうな情報と決めつけて探していると、2本目に答えがあることもありますので、推測することも大切ではありますが、あまりこだわり過ぎると、思いがけず時間を使ってしまうことになりますので注意が必要です。2つの文章から導き出す問題以外の設問は、比較的文章の上から並んでいる傾向があります。

トリプルパッセージ対策:キーワード探し

トリプルパッセージになると、3つの文章全体にヒントが散らばっています。まず、ダブルパッセージ同様、設問を確認してから文章を読みますが、トリプルパッセージでは、必ずしも上から順番に答えを見つけられるわけではありません。ある程度、設問にあるキーワードから、どの文章にヒントがあるのかの推測は行いますが、3つの文章があるということは、ダブルパッセージの組み合わせが3種類(A&B・A&C・B&C)あるということです。

1つの文章から答えられる問題、3種類ある2つの文章の組み合わせから答えを導く問題、あるいは3つの文章から読み取らなければならない問題もあるかもしれません。

基本的には、複数の文章から答えを探すことを前提に読み進んで下さい。この文章にありそうだと思って時間をかけて探したのに見つからず、次の文章のヒントで簡単に解答できることもあります。とにかく3つの文章に目を通しながら、答えられる問題に臨機応変に答えていく対応力が必要です。

最後に3セットのトリプルパッセージがありますので、気持ちも焦りますが、文章を読まずにキーワードだけを探しても短時間で正答することは難しいと言えます。

5つの設問の中でも、難易度に差があります。取るべき問題と、無駄に時間を費やしてはいけない問題を見極めなければなりません。

リーディング力アップのための学習法でもお話ししたように、速読力を身につけ、どこに何が書かれているのかを把握しながらキーワードを頼りに答えを導き出せるようになるまで、とにかく練習することです。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。TOEICスコアアップには、反復練習を行い、その経験から、効率的な解答法や対策を自ら実感することが大切です。繰り返し練習すれば、よく使われている表現、文章形式、語彙、設問の種類にも気付くはずです。

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カテゴリー:

2017/01/19

執筆者 この記事を書いた人:EI staff

EI staff

点数保証をするTOEFL/TOEICの専門校、イングリッシュイノベーションズのスタッフです。スタッフの多くはアメリカからの帰国組です。 私たちもTOEICやTOEFLのスコアアップに苦しみました!その経験を皆様にシェア出来ればと思います。何でも聞いてください。