IELTSライティング完全攻略ガイド!初心者向けにIELTS9.0講師が徹底解説
こんにちは、正木です!
今日は、IELTSのライティングセクションの勉強法を徹底解説していきます。
IELTSのライティングは、試験の形式や採点基準を理解し、効果的な学習方法で対策することが非常に重要です。
単なる英作文ではなく、戦略的に攻略していく必要があります。
特に初心者の方にとっては、「時間が足りなくて焦ってしまう…」や「どこを重点的に対策すればいいのかわからない…」といった悩みも多いはず。
この記事では、IELTSライティングの試験概要、各パートの特徴、効果的な学習方法、スコアアップのための具体的なテクニックを詳しく解説します。
初心者の方から、目標スコアを狙う方まで、誰でも活用できる実践的な対策法 を紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
今回の内容はYouTube動画でも詳しく話しているので、「動画で学びたい!」という方は下記からチェックしてください。
それでは、各パートの特徴や具体的な勉強法を紹介し、最短でスコアを伸ばすための方法を徹底解説していきます!
本題に入る前に正木先生って?
正木伶弥
・TOEFL120点、IELTS9.0、英検1級
・日本生まれ日本育ち
・高校と大学はイギリス
・大学在学中に英語指導資格であるCELTA取得
・IDP公式IELTS教員研修終了
・British Council 認定 IELTS Expert
・著書2冊出版
日本人で数少ないブリティッシュ・カウンシル公認のIELTS Expertである正木伶弥先生。
IELTS9.0・TOEFL満点・英検1級の実績がある正木先生が、自身の経験をもとにIELTS勉強法を語ってくれます。
IELTSライティングの試験概要とは?基本を理解しよう!
まず、IELTSのライティングセクションについて理解しましょう。IELTSには2つのモジュールがあります。
- アカデミックモジュール:大学や大学院留学を目指す人向け
- ジェネラルモジュール:移住や就職を目指す人向け
アカデミックモジュールではグラフや表の分析・説明を行うのに対し、ジェネラルモジュールでは特定のシチュエーションに応じた手紙を書くことが求められます。
タスク2については、どちらのモジュールでもほぼ同じエッセイ形式になっています。
アカデミックモジュールを受験する人が多いため、この記事ではアカデミックに焦点を当てて解説します。
ライティングの問題形式は、モジュールによって異なりますが、どちらも以下の2つのタスクで構成されています。
タスク | 内容 | 時間 | ワードカウント |
タスク1 | 視覚情報(グラフ・表・チャートなど)の要約 | 約20分 | 150ワード以上 |
タスク2 | 社会的な課題に関するエッセイ | 約40分 | 250ワード以上 |
タスク1の配点はタスク2の半分になります。
ただ、実際はタスク1に苦戦して、時間をかけすぎてしまう方も多い印象。
試験全体の制限時間は1時間しかなく、タスク2の方が配点が高いため、しっかり時間配分を意識することが重要です!
ペーパー受験とコンピューター受験
ライティングセクションでは、ペーパー受験とコンピューター受験で大きな違いがあるのも特徴です。
ペーパー試験 | コンピューター試験 | |
解答方法 | 手書き | タイピング |
ワードカウント | 自分で数える | 画面に自動で表示される |
文字の修正 | 消しゴムを使用 | ワンクリックで修正可能 |
時間の管理 | 時計を確認 | 画面にカウントダウン表示 |
ペーパー受験の場合、試験用紙が配られ、手書きで解答します。
消しゴムは使用可能ですが、長文を消すと時間がかかるため、線を引いて修正することも可能です。
反対に、コンピューター受験の場合 PC上で解答を入力します。
ワードカウントがリアルタイムで表示されるため、文字数を数える手間が省けます。
また、タイピングに慣れている人は、手書きよりもスペルミスが減る可能性があります。
さらにコンピューター受験では、試験時間の残り時間が秒単位で表示されるため、時間管理がしやすいというメリットもあります。
ただし、スペルチェック機能はオフになっているため注意が必要です。
IELTSライティングのスコアはどう評価される?
IELTSライティングは4つの基準で評価されます。
✔ 語彙力(Lexical Resource)
✔ 文法の幅と正確性(Grammatical Range & Accuracy)
✔ 課題への適切な対応(Task Achievement)
✔ 文章の構成と流れ(Coherence & Cohesion)
この4つのスコアの平均が最終的なスコアになります。
つまり、「文法が完璧でも語彙が単調」「構成がバラバラ」では高スコアは取れません!
それでは、具体的な対策を見ていきましょう!
IELTSライティング:タスク1の攻略法
ライティングタスク1の特徴
アカデミックモジュールのタスク1では、以下のような視覚的データが与えられます。
- 折れ線グラフ
- 棒グラフ
- 円グラフ
- 表
- 地図やプロセス図
求められるのは、「データの要約と説明」。
自分の意見や解釈などの主観を入れず、客観的なデータを的確に表現することが重要です。
ライティングタスク1の効果的なライティングの流れ
✔ イントロダクション(Introduction):データの種類と概要を述べる
✔ 概要(Overview):最も重要なトレンドや特徴を説明する
✔ 詳細(Details):具体的なデータを比較しながら説明する
この構成を守ることで、論理的でわかりやすい文章になります。
忘れがちですが、”Overview”(概要)をしっかり書かないと大幅減点されるので注意しましょう!
ライティングタスク1で使える英語表現
グラフやチャートの数値などが変化した状況を説明するときに使える表現
使う状況 | フレーズ |
増加/上がったした場合 | increase, rise, grow |
減少した場合 | decrease, drop, decline |
変化なしの場合 | remain stable, stay the same |
急激に変化した場合 | drastically, significantly, sharply |
これらの表現を適切に使い分けることで、高評価につながります!
IELTSライティング:タスク2の攻略法
ライティングタスク2の特徴
タスク2は「エッセイライティング」です。一般的なエッセイの構成は以下の通り。
- イントロダクション(導入):問題提起と自分の立場を述べる
- ボディパラグラフ1:主張の根拠と具体例
- ボディパラグラフ2:もう一つの主張と具体例
- 結論:まとめと意見の再確認
タスク2では、社会問題に関するエッセイを書くことが求められます。
タスク1より配点が高いため、しっかりと対策することが重要です。
ライティングタスク2でよく出る問題パターン
ライティングタスク2では下記のような質問がされます。
例題:”Some people think that using animals for medical research is necessary, while others believe it is wrong. Discuss both views and give your opinion.” (医学研究に動物を使うことは必要だと考える人もいれば、間違っていると考える人もいる。両方の意見について議論し、あなたの意見を述べなさい。)
この問題では自分が医学の研究に動物を使うことが必要だと思うかどうかを主張し、その理由を述べていく必要があります。
よく出る問題パターン:
- ある事柄に賛成か反対かを問う問題(To what extent do you agree or disagree?)
- ある事柄の利点と欠点を比較する問題(Discuss the advantages and disadvantages of…)
- ある問題に対する解決策を問う問題(What can be done to solve this problem?)
このような問題に対し、論理的な主張を展開できるようにしましょう!
IELTSライティングの効果的な勉強方法
勉強時間の目安
最初は時間を気にせず、じっくりと練習することが大切です。
✔ タスク1:最初は40分 → 徐々に20分に短縮
✔ タスク2:最初は80分 → 徐々に40分に短縮
このような感じで、初めはじっくりと書いていって、だんだんと時間を早めていく練習をしましょう。
ライティングの練習
- 模範解答を分析する(構成や語彙の使い方を学ぶ)
- アウトラインを作る練習をする(論理的な流れを意識)
- 時間を計って書く(本番の時間制限を意識する)
- フィードバックを受ける(他人に添削してもらうのが効果的)
文法力を強化していくことがポイント
IELTSのライティングでは、「文法の正確性」と「文法の幅」の両方が評価されます。
特に以下の文法を意識的に使っていくことでスコアを上げていくことができます。
✔ 関係代名詞(which, that, whose など)
✔ 仮定法(If I were, If it were not for など)
✔ 分詞構文(Having finished, Being aware of など)
文法の幅を広げることで、高得点を狙えます!
まとめ
IELTSライティングのポイントを振り返りましょう!
- タスク1は客観的なデータ分析、タスク2は論理的なエッセイを書く
- 時間配分を意識して、バランスよく解答する
- 文法の幅を広げ、適切な表現を使う
- 模範解答を分析し、論理構成を学ぶ
最後に
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