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「TOEICは時間じゃなく戦略だ!1日15分で100点アップを狙う超時短メソッド」

スコアアップに必要な学習時間の目安

初心者から600点を目指すには?

TOEICで600点というのは、就職や転職で「最低限アピールになるライン」とされるスコアです。

 

英語が得意でない人にとっては「600点なんて取れるの!?」と疑問に思うのも分かります。

でも、しっかりとした戦略を継続すれば、十分に到達可能なライン。

 

時間として、600点を目指す場合、一般的には 約300〜400時間の学習時間が必要と言われています。

 

とはいえ、これは「英語に全く触れてこなかった人」が「初めて本気で英語に取り組む」場合の話。「高校文法くらいは覚えてる」って方は200〜250時間程度で到達できる可能性もあります。

 

学習の中身としては、以下のようなバランスが理想です:

✅ 単語・熟語:30%

✅ 文法:20%

✅ リスニング練習:30%

✅ リーディング・問題演習:20%

 

このように、「時間をかける」よりも、学習の「時間の配分」がスコアアップのカギになります。ただ、これはあくまで目安なので、自分の得意苦手に合わせて変えていくのがいいかと思います。

 

600点→700点、700点→800点の現実的な所要時間

TOEICはスコアが上がるにつれて、1点アップの難易度も高まります。

 

たとえば600点から700点を目指すには、平均で 約150〜200時間。

700点から800点になると、さらに 200〜250時間の積み重ねが必要とされています。

 

つまり、スコアが高くなるほど「1点上げるためのコスト」が上がっていくということ。800点以上を目指すには、継続的な学習と、より深い理解が求められます。

 

自分のスコア別「何時間必要?」シミュレーター

下記は、現在のスコア別に「100点アップに必要な平均学習時間」をまとめた早見表です。

 

現在のスコア→目標スコア必要な学習時間 (目安)
300点 400点約100時間
400点 500点約120時間
500点 600点約130時間
600点 700点約150時間
700点 800点約200時間

 

ただしこれはあくまで「一般的な目安」です。

重要なのは、自分の弱点を知り、それに合わせた対策をすること。

 

例えばリスニングが苦手なら、シャドーイングやディクテーションを多めに取り入れるだけでも、学習効率はグッと変わってきます。

 

このように、「どれくらい時間がかかるか」が見えることで、モチベーションもコントロールしやすくなります。

自分用の簡易シミュレーション方法

忙しい日々の中でも1日15分から始められるTOEIC学習の設計をしっかりすればスコアは取れます。

 

1️⃣ 今のスコアを基準に「何点上げたいか」を確認する

2️⃣ 上の表で100点あたりの時間を参考に、差分を割り出す

3️⃣ それを1日あたりの勉強時間で割って「必要日数」を出す

 

例えば「現在450点で、650点を目指したい方」で「1日2時間できる」人であれば

 

450点→550点:約120時間

550点→650点:約130時間

 

合計:約250時間

1日2時間ペース:約125日=約4ヶ月

 

こうした計算ができると、「あとどれくらいで達成できるか」が明確になり、モチベーションの維持にもつながります。

 

学習ゴールの明確化と「やらないこと」を決める

TOEIC対策でよくある失敗の一つが、「何となく全体をやろうとして、結局どれも中途半端になる」こと。

 

限られた時間の中で成果を出すには、「やること」と「やらないこと」の両方を決めるのがポイントです。

 

まず最初に、自分の目標スコアをはっきりさせましょう。

600点が目標なのか、700点なのか。それによって、時間をかけるべき分野が変わってきます。

 

例えば600点が目標であれば、完璧な英作文や難解な英文読解は必要ありません。

リスニングの基本や、文法・語彙の基礎をしっかり押さえる方が効率的です。

 

その上で、「自分はリスニングが苦手だから、リスニング強化に15分を集中する」「リーディングが弱点だから文法だけに絞る」といったように、1日の15分をどこに使うかを決めてしまいましょう。

 

朝・通勤・夜、時間帯別の15分活用法

「15分だけ」と言っても、使える時間帯は人によってバラバラ。

生活リズムに合った時間帯で無理なく続けるのがコツです。

 

【朝型タイプ】

・起床後に単語アプリで10分、TOEIC問題1問だけでもOK

・脳がスッキリしているので、記憶効率が良いのが朝の特長

 

【通勤・移動中】

・リスニング音源を聞き流すのに最適

・イヤホンで音声学習を習慣にすれば、片道15分が立派な学習時間に

 

【夜型タイプ】

・仕事や学校が終わったあと、寝る前の「軽めの復習」が◎

・ストレスの少ない軽いタスク(単語チェック、リスニング復習など)がおすすめ

 

自分のスタイルに合った「固定の時間」を見つけて、それを毎日のルーティンに組み込むと、習慣化しやすくなります。

 

タイムブロッキングで学習時間を固定化する

忙しい日常の中で15分を捻出するには、「空いた時間を使う」のではなく「使う時間を確保する」という意識が必要です。

 

ここで役立つのが、タイムブロッキングという時間管理法。

あらかじめ1日のスケジュールに「15分のTOEICタイム」を予定として組み込むのです。

 

例えば、

✅ 朝7:30〜7:45 → 単語学習

✅ 昼12:15〜12:30 → リスニング

✅ 夜22:00〜22:15 → 問題演習

 

カレンダーアプリにセットしてリマインドをつけるだけでも、意識がガラリと変わります。「なんとなくやる」のではなく、「やる時間を決める」ことで、継続の確率がグッと上がります。

 

たとえ1日15分でも、「戦略的に使う」「時間を固定する」「やることを明確にする」ことが大切です。

 

通勤・休憩中でもできる時短学習アイデア集

【耳だけTOEIC】音声だけで学べるコンテンツ活用術

「TOEIC学習=机に向かうもの」と思いがち。

でも案外、耳だけを使った「ながら学習」は、忙しい人にとって超有効な方法です。

 

通勤中、家事中、運動中、どんなときでも音声を聞くことはできます。

ここを「英語インプットの時間」に変えることで、1日30分以上の追加学習時間をつくることができます。

 

おすすめは以下のような音声コンテンツ

✅ TOEIC公式問題集のリスニング音源(パート1〜4)

✅ 英語ニュース(VOA、NHK Worldなど)

✅ 英語ポッドキャスト(TOEIC対策系や英会話系)

 

最初は聞き流しでOK。慣れてきたら、聞いた後に頭の中で「こういう意味だったかな」とざっくり要約してみるだけでも、リスニング力は確実に伸びます。

 

「ながら学習」×「復習サイクル」の最強コンボ

せっかく短時間で学習しても、定着しなければ意味がありません。

そこで活用したいのが、「ながら学習」と「復習サイクル」の組み合わせです。

 

【例:リスニング音源の復習ループ】

1️⃣朝に音声を聞く(ながら聞き)

2️⃣夜に同じ音声を再度聞いて、頭の中でシャドーイング(復習)

3️⃣週末にまとめて一度、文字起こし or 解説を読んで理解を深める

🔁これをくらい返す

 

このように「何度も・負荷を変えて・繰り返す」ことで、知識が長期記憶に変わります。

 

学習アプリの中には復習スケジュールを自動で提示してくれるものもあり、スケジュール管理が苦手な人でも無理なく学習できます。

 

「音読録音×聞き流し」のセルフ復習ループ

忙しい中でも英語力をしっかり伸ばしたい人におすすめなのが、「音読録音→聞き流し」というシンプルな反復トレーニングです。

 

やり方は簡単。

1️⃣ 移動中や空き時間に覚えた例文や単語を、夜に自分の声で音読し、それを録音する

2️⃣ 次の日の通勤時間や作業中にその音声を再生するだけ

 

この方法は一見地味ですが、実はリーディング力とリスニング力を同時に伸ばせる超実践的な学習法。

 

音読することで文構造を理解し、録音で“自分の英語”を客観的に聞くことで、自然と定着率がアップします。

 

「自分の声だと最初は恥ずかしい」と感じるかもしれませんが、逆に「自分が理解した表現」だからこそ、脳への定着も強くなります。

 

「学習を続けるコツ=習慣化と可視化」

まずは3日、次は7日。習慣の階段を登る

TOEIC学習で何より難しいのは続けること。

そして、英語学習が続かない一番の原因は、「理想が高すぎること」です。

 

毎日1時間、毎日必ず単語100個……そんな完璧な目標を立てても、現実とのギャップでやる気が折れてしまうのはよくある話です。

 

ポイントは、“短期間の達成感”を積み重ねて、無理なく習慣化していくこと。

 

おすすめは、「3日→7日→14日→30日」と、習慣の階段を一段ずつ登っていくこと。

最初の3日間だけ続けば、それだけで「できた!」という成功体験になります。

 

▼ 習慣の階段:例

STEP1(3日):毎日5分でもいいから英語に触れる

STEP2(7日):できるだけ毎日同じ時間帯・場所でやる + 好きなスイーツをご褒美に

STEP3(14日): 行動に自信が出てくる。「自分、意外とできてるじゃん」状態をつくる

STEP4(30日):ここまでくると「やらない方が気持ち悪い」感覚に近づく

 

といった感じで、小さな区切りを設けて、毎回「達成感」を用意することで、自然と「続けるのが当たり前」になります。

 

学習記録はスマホで可視化

行動が続くかどうかは、「自分がどれだけやったか」を自分自身で把握できているかにかかっています。

 

これは「自己効力感(=自分ならできるという感覚)」を高めるための基本で、特にTOEICのように中長期で結果が出るものでは大切です。

 

▼ すぐにできる「可視化」のテクニック

✅ スマホのメモ帳に「学習ログ」を記録(日付・内容・時間・気づき など)

✅ 紙のカレンダーに「○×」だけでもいいので毎日チェック

✅チェックリスト形式で「今週やること5つ」を作って、終わったら線を引く

 

特におすすめなのが、『連続記録』です。

何日連続で学習できたかを数えることで、“記録が崩れるのがもったいない”という心理が働き、自然と継続のモチベーションになります。

 

これに「週1回の自分振り返り」を加えるとさらに効果的。 「今週はリスニングばかりだったな」「文法サボってたかも」といった気づきが、次の週の学習改善につながります。

 

まとめ:TOEICは『時間の使い方』で差がつく

TOEICのスコアアップには、確かに一定の学習時間が必要です。

けれど、「忙しくて時間が取れない」と悩む人でも、学習の「質」と「戦略」を変えるだけで、大きな成果を出すことは可能です。

 

今回ご紹介した通り、たとえ1日15分でも、

 

・スコア別に必要な学習時間を把握

 

・自分に合った学習設計を立てる

 

・スキマ時間を活かす

 

・習慣化と見える化で継続を後押しする

 

ここまでやれば、限られた時間の中でもスコアは確実に伸びていきます。

 

TOEICは努力が結果に直結しやすいテスト。

1日15分、今日からの積み重ねが、数ヶ月後には「TOEIC〇〇点です!」と自信を持って言えるあなたを作ります。

 

「時間がないから無理」ではなく、『時間がないからこそ工夫する』を徹底する。

その意識を持てた人から、スコアは着実に伸びていくのです。

カテゴリー:

2025/05/22

執筆者 この記事を書いた人:ryoto