【TOEIC600点以上を取得したい方へ】対策・勉強法について
TOEICを受験するにあたり、確実に目指したいのが600点です。
というのも、企業によりますが、500点台では履歴書に書いてもアピールにならない場合が多いからです。
なので今回は、600点までまだまだ先が遠い方、すでに500点台で600点まであと少し!!という方に向けて600点獲得に必要なスキル完全ガイドを全てお伝えいたします。
ゆくゆくは700点、800点を目指す方でも600点を通過しないことには先は進むことができません。
確実に点数を取るためにこのタイミングでしっかりと学習方法を確立して基礎を固めていきましょう。
TOEICとは?
まずはじめに、TOEIC自体を受けたことがなかったり、どんな形式であるかご存知でない方も多いのではないでしょうか?
TOEICの試験概要とリーディング、リスニングの問題傾向を知ることはTOEIC600点を目指す上で重要です。
TOEIC Listening & Reading Testの試験概要
問題数:
200問(リスニング100問・リーディング100問)
制限時間:
2時間(リスニング45分・リーディング75分)
試験方式:
マークシート方式
結果:
990点満点(Reading 495点満点、Listening 495点満点)
申し込み方法:
インターネット コンビニ端末
テスト日程:
2022年は12回(4・5・6・7・9・10・11・12・1・2・3月)全国80都市で実施
※10月は2回開催、新型コロナウィイルスの影響により今までの日程と異なります。詳しくは公式HPよりご確認ください。
受験料:
6,490円(税込)
受験者数:
年間約220万人(団体受験を含む・2019年調べ)
TOEICは各セクション最低スコア5点、最高スコア495点、TOEIC全体では最低10点、最高990点満点となる試験です。
一般的な試験の採点方法と違い、統計処理を用いて採点を行う試験です。
TOEICのリスニング、リーディングの問題構成
次に、リスニング、リーディング、各セクションの問題構成について説明します。
TOEICリスニングセクション
Part1:写真描写問題(6問)
1枚の写真についての放送される4つの音声から正しいものを選ぶ問題。
Part2:応答問題(25問)
1つの質問が音声により出題され、その質問に対する答えが3つ放送され、ふさわしい答えを選ぶ問題。
Part3:会話問題(39問)
2人または3人の会話が放送され、問題用紙に印刷された設問と設問に対する解答から最も適当なものを選ぶ問題。
Part4:説明文問題(30問)
放送されるミニトーク(アナウンスやナレーションなど)を聞いて、問題用紙に印刷された設問(放送される)と設問に対する解答から最も適当なものを選ぶ問題。
TOEICリーディングセクション
Part5:短文穴埋め問題(30問)
4つの選択肢から一つを選ぶ穴埋め文法問題
Part6:長文穴埋め問題(16問)
4つの選択肢(単語、句、文)から一つを選ぶ穴埋め問題。
Part7:1つの文書:29問+ 複数の文書:25問
印刷された文書を読み、設問の解答から最も適当なものを選ぶ問題。
Part7にはシングルパセージ・ダブルパッセージ・トリプルパッセージがある。
TOEIC 600点~695点の英語レベルとは?
TOEIC600点を目指すためには、リスニング、リーディングで300点以上を取る必要があります。
もちろん、リスニングで400点、リーディングで200点のような点数の配分でも600点を達成することは可能です。
ただし、さらに上のスコア例えば、700点、800点を最終的に目指しいていくのであればなるべく早い段階でスコアの偏りをなるべくなくし、各セクションとも同じくらい点数が取れるようになるのが望ましいです。
ここでは、まずはTOEIC600点以上を取得するために必要な英語力を見ていきましょう。
TOEICリスニング
出典:Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)
リスニングは、275~370点を取得する人は、短い会話や長くても情報が繰り返される会話、そして簡単な単語が使われている場合は、聞き取れます。
しかし、単語が難しい、長い文章で尚且つ情報を関連付ける必要がある時、また短い文章でも内容が複雑な時は理解できない傾向にあります。
TOEICリーディング
出典:Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)
リーディングは、ある程度の単語と文法、また文章の趣旨や目的が推測して理解できます。
弱点は、広範囲に及ぶ文章の関連付けや、難しい単語は理解できません。
TOEIC600点を取得するために必要な勉強時間
600点を取得するために必要な勉強時間は、現在持っているスコア、英語レベルによりかわります。
一般的には、600点を取得するためには、3ヵ月で約250~400時間程勉強する必要があると言われています。
600点取得を目指すためには、実は過去の問題集を解くだけではたりません。
文法の理解も必要となってきます。
一日の勉強時間で換算すると、約4.5時間となります。
【TOEIC600点を目指す】 模試でレベルや得意不得意を把握する
まだTOEICの受験をしたことがない方、受けていたとしても1年間ブランクがある方は、お持ちの模試テストで実際に時間を計って問題を解いてみてください。
その際の注意点として、必ず新形式のものを選ぶようにしてください!
TOEICは頻繁に形式が変わるので、旧形式で模試をしてしまうと、本番で「見たことがない問題」が出題されることにもなりかねません。
模試のテストをお持ちでない方にオススメなのが、TOEICの問題を作成している、ETSの公式問題集になります。
2回分の模試と、模試の数自体は多くないですが、解説がそこそこ充実しているので、参考書選び初心者にはオススメです。
回答用紙もついているので、実際の本番と同じように解答用紙、時間を測って問題を解きましょう。
模擬テストを行う目的は、得意なセクション、苦手なセクションを自身が理解するためです。
≪模試の時に必要なもの≫
・えんぴつ(シャープペンシル)、消しゴム
・時計
・2時間誰にも邪魔されない環境
・リスニング音声再生できるもの
本番のTOEIC試験を再現するために、くれぐれも誰にも邪魔されない場所で実施しましょう。
またしっかり時計を準備して時間を見ながら問題を解きましょう。
時間内に最後まで解けなくても、絶対に終わらせること。
当たり前ですが、リスニングが聞き取れなかったからと言って2度聞きするようなことは絶対にやめましょう。
(本番は1回のみ再生)
TOEIC600点を実現するための勉強法と参考書
あなたのスコアはリスニングが高かったですか?それともリーディングが高かったですか?
どちらのパートが強いかで、あなたのこれからの勉強の仕方や今までどんな勉強をしてきたかが大体わかります。
TOEICリスニングの方が点数が低かった場合
TOEIC受験者の全体平均はリスニングを得意としている方が多いです。
テスト実施回 | リーディング(平均点数) | リスニング(平均点数) |
第238回(2019年3月) | 259.6 | 319.7 |
第239回(2019年4月) | 269.5 | 327.4 |
第240回(2019年5月) | 268.2 | 328.6 |
第241回(2019年6月) | 262.3 | 321.4 |
第242回(2019年7月) | 259.6 | 321.9 |
第243回(2019年9月) | 261.9 | 321.2 |
第244回(2019年10月) | 270.9 | 326.6 |
第245回(2019年11月) | 267 | 318.4 |
第246回(2019年12月) | 267.8 | 327.6 |
■第238回~第246回までの平均スコア
リーディング:265.2
リスニング:359.4
というのも、リーディングと比べたときには、リスニングのほうが語彙の難易度は低いからです。
しかし、どちらが得意かは受験者によりきりです。
何回か模擬テストを行った結果、リスニングの方が苦手ということでしたら下記のような勉強法がおすすめです。
TOEICリスニングが苦手な場合
リスニングが苦手な方は、
①単純に今まで英語を聞く機会がなかった
②一語一句を聞きすぎてしまって、全体の概要が掴めていない
2つのどちらかに当てはまるケースが多いです。
①単純に今まで英語を聴く機会がなかった
英語を聴く機会がなかった方は、単純に英語を聴く機会を作りましょう。
ただ、普通にリスニングしても、おそらく早すぎて何をいっているのかわからないと思います。
最近はスマホアプリで再生スピードを変えてくれるようなものもあります。
対面で英語を話せる機会があれば最高ですが(緊張感があるので、そのほうが聞けるようになるスピードが速いです)それ以外にも、海外ドラマや映画を見るだけでもいいので何かしらネイティブスピーカーの声を聞く機会を持ちましょう。
毎日続ければ、少しづつであっても必ず成果は出てくると思います。
何かみなさんが楽しみながら取り組めるものであれば、続けやすいかもしれませんね。
まずは、ネイティブスピーカーの速さと、発音に慣れるということから始めていきましょう。
②一語一句を聞きすぎてしまって、全体の概要が掴めていない
逆にリスニング対策をしているのに、全然スコアがあがらない・・・という方は、今のやり方があまりあなたに合っていない可能性があります。
多くの場合は、一語一句を聞き取ろうとしてしまう事が多いです。
このやり方は細かく聞き取るパート1、パート2には効果的なのですが、概要を理解する長文リスニングの際に1つでもわからない単語が出てくると、途端に概要が分からなくなってしまうということも多いです。
日本語もメモを取りながら聞くと、メモを取っている間何を言っているのかわからなかったりすることがあるように、一言一句聞こうとするのはやめましょう。
聞こえない単語があっても、気にせずに続け、全体を把握するように意識しましょう。
というのも、理解できる単語から推測していくことも十分できます。
練習の段階では、練習問題のスクリプトを確認しながら数回同じリスニングを聞けば、少しずつ聞き取ることに慣れていきます。
TOEICリーディングの方が点数が低かった場合
何回か、模擬テストを受けてリーディングが苦手ということが判明した場合です。
最初にお伝えしときますが、TOEIC公式試験においては、リーディングの方が点数がとりにくいです。
もし、あなたがリーディングが苦手でも、落ち込む必要はありません。
それでは、TOEIC600点取得を目指せるリーディングの勉強法を紹介します。
TOEICリーディングが苦手な場合
TOEIC試験1回に対して出る語彙の数は、おおよそ8500~9,500語と言われております。
600点を取るのに必要な正答率約63~67%。
単純にこの割合で考えると5500語前後が語彙が必要となります。
5500語と聞いて驚く方も多いと思いますが、実際に中学校・高校で学んでいる英単語数はおおよそ3000語と言われています。
ブランクがあった場合でも、一度見たことがある単語は、全く新しい単語を見るよりも定着率が高くなるため、実際には約2000語を新しく増やしていくと考えれば簡単に感じるかもしれません。
(大学などで勉強していた方はもちろん、さらにハードルは下がります)
新しい単語を覚えるときのポイントとしては、なんとなく覚えるでいいということです。
TOEICでは、スペルを覚える必要もなければ、喋る必要もないため「この単語はネガティブな意味だったな」「こういう場面でよく出てくる単語だったな」この程度のふんわり感でも、パッと目にしたときに文章全体の概要を掴みやすくなります。
単語帳で勉強するとき、単語のみを覚えるよりも、例文も一緒に見ておくことで「どんな場面で使う単語なのか」が理解できるため、この方法で暗記をしていくことをおすすめします。
人は毎日同じ情報を見ると、脳が必要と判断し定着するので、通勤・通学時間の30分などは単語を見る時間にすると、1週間で100語の同じ単語を繰り返し見ることができるので個人的にはオススメです。
何か一つ自分の使いやすい単語帳を持ちましょう。
筆者は電車などでも使いやすいこの本を毎日持ち歩いていました。
600点を取るときは、本の600点突破の部分をひたすら見て、730点やそれ以上のパートの単語は一切見ませんでした。
もし余裕が出来たらもちろん、どんどん新しい単語を覚えていくようにしてくださいね。
もし、あなたが
・TOEICの勉強をこれから始めたい
・600点を目指しているけど、勉強法がわからない
・まずはこれをすべき、という教材を知りたい
そんな方は、下記記事を読んでみてくださいね。
【初心者向けにマルっと解説します】TOEIC試験とは【おすすめ教材の紹介あり】
TOEIC600点のスコアは就職で評価されるの?
実は、大学生の平均点は500点台となっています。なので、600点台は大学生の平均より上の点数と考えることができます。
もし、就職活動をしている場合は、600点以上じゃないとエントリーシートに記入してはいけないという企業も多くあります。
なので、やはりTOEICのスコアは600点から評価されるようになると考えた方がいいかもしれません。
ほとんどの大企業に関しても、700点以上から評価されることが多いいようです。
企業ごとの求めるTOEICスコアが知りたい方は、「採用・昇進時に求められる基準、TOEICは何点?スコア別企業一覧【まとめ】」
を読んでみてくださいね。
TOEICのスコア、どうやって伸ばせばいいのか分からない!?
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当校の体験授業は学校についての説明の他に、どのように勉強すればいいか、スコアアップの秘訣についても一部伝授しています。
体験授業は新宿・大阪・横浜・京都(校舎またはオンラインにて)にて行っています。
体験授業は通常授業への参加になるため、席を限定させていただいています。
スムーズなご案内の為にも体験授業をご希望の場合は、事前のご予約をお願いします。
それでは、講師・スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしています。
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2020/09/12