【超難関?】TOEFLスピーキングの出題傾向から対策方法を述べる
TOEFL受験にあたり、最も困難なセクションの一つとしてあげられるのが、スピーキングセクションです。
スピーキングセクションでは、文章を即座に構成して英語で発話する必要があるため、日頃からの練習が非常に重要となる部分です。
本当の英語力と頭の回転が最も問われるセクションといっても過言ではないでしょう。
この記事では、そんなスピーキングセクション対策のために、出題傾向や回答方法から、具体的な対策・練習方法まで、徹底的に紹介していきます。
1.TOEFLスピーキングの出題傾向と必要なスキルを分析
まず、受験にあたっての基礎知識として、スピーキングセクションの全体的な傾向をご紹介します。
スピーキングセクションでは、全部で約15分間にわたり問題を解いていきます。
TOEFLの中では一番短いセクションです。
テスト本番では、ヘッドセットを着用し、マイクに向かって回答をしていきます。
回答は、制限時間内のみコンピュータに録音されます。
制限時間を過ぎた場合は、録音されません。
では、具体的にスピーキングセクションで出される問題として、Independent taskとIntegrated taskの二つのパターンについて解説していきます。
Independent taskの概要と必要なスキルとは
Independent taskの概要が下記のとおり。
※2019年8月変更後
- 問題数: 1問
- 準備時間:15秒
- 回答時間:45秒
受験者はあるトピックに対して立場を選び、根拠とともに口頭で回答します。
次に、Independent taskで必要となるスキルを見てみましょう。
必要なスキルとは
アイデア力 | Independent taskで質問される内容は、あまり難しくありません。ある事柄に対して立場を選び、根拠を示せば良いのですが、根拠がすぐに思いつかないと時間が無駄になってしまいます。準備時間が15秒ということを考慮すると、すぐに言いたいことを思いつけるアイデア力は力強い武器となります。 |
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論理的思考力 | 立場を選び、根拠が揃っても、それらに論理的つながりがなければ減点されてしまいます。ライティングに近い形で、いかに自分の意見をわかりやすく、明確にまとめられるかが大切となります。 |
スピーキング スキル | スピーキングセクションですから、もちろんスピーキングスキルが必要となります。発音がネイティブレベルである必要はありません。イントネーション、強弱がはっきりしていて、単語が明確に発音できることが、まずは大切です。 |
Integrated taskの概要と必要な知識
Integrated taskは、Independent taskと比較すると少し難易度が高いかもしれません。
Integrated task内でも、二種類の問題が出題されます。順に見ていきましょう。
①:リーディング、リスニング、スピーキング パターン
- 問題数:2問
- 準備時間:30秒
- 回答時間:60秒
まず、表示される文章を読み、続いて同じトピックに関する音声を聞きます。
これら二つからの情報を総合・比較しながら、要約した内容をスピーキングするのがここでの課題です。
②:リスニング、スピーキング パターン
- 問題数:1問
- 準備時間:20秒
- 回答時間:60秒
音声を聞いたあと、その内容を要約しスピーキングします。
それでは、Integrated taskで必要となるスキルを見ていきましょう。
必要なスキルとは
リーディング スキル | 提供される文章から、的確にメインポイントを掴み取る力が必要です。これができないと、スピーキングに入る際、正確な比較が難しくなります。 |
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リスニング スキル | 同様に、リスニングからも的確に立場を掴み取ることが必要となります。 |
スピーキング スキル | Independent taskと同様に、スピーキングスキルが必要です。Integrated taskでは内容がよりアカデミックなため、少し硬めの単語も発音できる必要がありますし、リーディングとリスニング両者の立場をよりフォーマルに、明確に表す表現力があると心強いでしょう。 |
以上、スピーキングセクションの出題傾向を見てきました。
次は、スピーキングセクションがどのように採点されるかについて説明します。
2.TOEFLスピーキングセクションの採点方法とは
TOEFLでは、Speakingの採点基準を公開しています。
TOEFLのホームページから引用すると、
- 4つの課題がそれぞれ0~4で評点され、その合計が 0~30 のスコアに変換されます。
- AI と ETS 認定のテストスコアラーを組み合わせることで、解答を評価し、トピックをどのくらいうまく発展させて、英語でメッセージを伝えられるかを評価できます。
採点の軸になるのは、「GENERAL DESCRIPTION(一般的説明力)」「DELIVERY(話すペースと明解さ)」「LANGUAGE USE (語彙力と文法力)」「TOPIC DEVELOPMENT(トピックとの一貫性)」の4つです。
この4つが軸となり採点をされています。
具体的にいうと、回答の論理性と具体性です。
回答で述べられている内容が問題との一貫性があるか。
具体的な根拠・例が示されているかなどが評価する基準になるようです。
高得点を目指す際は、リズムよく話すことと北米の発音がより重要となって来ますが、この点については記事の後半で触れます。
結論を言えば、恐れる必要はないということです。
TOEFLとは、そもそもTest of English as a Foreign Languageの頭文字を取ったものです。
外国人の英語能力を測るテストなので、母国語のイントネーションがない英語を高得点の基準として求めていません。
採点基準「DELIVERY」の得点4の欄には、「It may include minor lapses or minor difficulties with pronunciation or intonation. (このスピーチは、少々の発音とイントネーションの間違いはあるかもしれない)」と記述されています。
一度文法を間違えたからといってうろたえず、一貫性のある回答を、自信を持って話し終わるまで続けましょう。
次の項目では具体的な回答方法を見ていきます。
3.TOEFLスピーキングでの回答方法
Independent taskとIntegrated taskのパターン別に解説します。
Independent taskでの回答方法
まず、Independent taskから紹介していきます。
Independent taskでは、ある質問に対して受験者が立場を選び、根拠を添えて回答します。
採点に関してでもご紹介したように、回答の構成がとても重要となります。
また、具体的な例を挙げることも心がけましょう。
注意点
Independent taskでは、受験者の意見を問う問題が出題されるため、回答は多岐に渡ります。
そのためテンプレートの作成は難しく、対応力が問われます。ここでは、使えそうな表現を回答の流れ順に少しまとめてみます。
立場を述べる:
I agree/disagree with this statement that …[問題で提示される意見]
話し始めに、自分の立場を述べる文章は非常に大事です。この例は、agree/disagreeに関する問題の回答として使える表現です。ここでは、出題されている内容に沿ってしっかりと文章に含まれているかを確認しましょう。
根拠1を述べる
First of all, Firstly, The first reason why … is because… etc. のようなTransition word(移行句)に続いて理由を述べましょう。
根拠2を述べる
Secondly, Next, Additionally, Moreover etc. 2つ目の理由も同様で、Transition wordに続いて理由を述べましょう。
参考情報:例題と解答例で解説
もう少し具体的にイメージするために、例題とその解答例を見て見ましょう。
問題:
Describe a teacher who was important to you and why he or she was important. Include specific examples in your response.
解答例:
One of the most important teachers for me was Mr. Tanaka, who was my teacher when I was an elementary school student. He was a great teacher for two reasons. First of all, he always tried best to make us enjoy studying through playing games. For example, we played a game that teaches multiplication using songs and rhythms. It was very fun, and me and my friends really enjoyed learning. Secondly, he was a great teacher because he always cared about each student. He knew personalities of all students, and remembered very well about them. For instance, when I visited him last year, he still remembered my name even though it had been a long time since I met him before that.
それでは解説していきます。
問題は、「一番大切な先生を、根拠を添えて答えてください。その際、具体的な例を含むことを忘れずに」というものですね。
話し始めの部分でメインテーマを明確に述べます。続いて、メインテーマに関して2つの根拠があることを述べています。Independent taskでは回答時間が45秒のため、根拠は二つあれば十分です。
この解答例では、”First of all, he always tried best to make us enjoy studying through playing games.” が一つ目の根拠となっていることがわかります。この根拠に、具体例を付け加えていきます。ここが非常に重要です。ここでは、先生がかけ算を歌とリズムを使って学ぶことのできるゲームを一緒にしてくれたことを例として使っています。続く” It was very fun, and me and my friends really enjoyed learning.” では、この根拠がどうして先生が素晴らしかたのかについてのコネクションを明確にしていますね。
“Secondly, he was a great teacher because he always cared about each student.” で、二つ目の根拠が示されています。具体的にどのようなことか、続く文章で示されています。「生徒一人一人の性格をよく知っていて、さらによく生徒を覚えている」ことが挙げられ、さらに続いて、長い間会わなかったにもかかわらず、自分のことをよく覚えていてくれたという実際の例を紹介しています。
とても具体的かつ簡潔に、順序立てて話されていることがわかります。
Integrated taskでの回答方法
では、Integrated taskの回答方法はどうでしょうか?
こちらは少し複雑ですから、まずは流れを把握しておきましょう。
前述のように、このセクションでは
リーディング→リスニング→スピーキング
という流れになっています。
各パートで気をつけておくこと
- (1) リーディングで、(大抵2つの)メインポイントを見つけること
- (2) リスニングで、リーディングのメインポイントに関連した具体例・説明もしくは反論を聞き取る
- (3) スピーキングで、リーディング、リスニングの情報を総合・比較しながらまとめる
具体的な回答方法(メインポイントが2つの場合で解説)
上記のことに気をつけてリーディングとリスニングで情報の吸収が終わったら、30秒の準備時間を経て、スピーキングに移っていきます。
30秒間の間に、メモ程度のアウトライン(目次)を書いておくといいでしょう。
回答では、下記の流れで構成しましょう。
- (1) メインポイント(論点)を簡潔に述べる。
- (2) リーディングもしくはリスニングから、一つ目のメインポイントを要約
- (3) もう片方との関係性を示す
- (4) 二つ目のメインポイントを要約
- (5) 関係性を示す
<覚えておこう!テンプレート表現>
Integrated taskでは、受験者の回答の内容がリーディングとリスニングの内容に依存しているため、テンプレートの作成も比較的用意です。使えそうな表現を簡単にまとめておきます。
イントロダクションで使える表現
リーディングとリスニングでは、必ず同じトピックに関して話が展開されます。この共通したトピックを簡潔に述べましょう。 The reading passage and the lecture talks about advantages and disadvantages of technological advancement. などの文章になります。仮に、リーディングの内容がリスニングで否定されていた場合には、付け足して While the reading passage points out some of the advantages, the lecturer argues that there are also disadvantages.
単純化すれば、次のとおり
Both the reading and the lecture describes …トピック, and the lecturer provides specific (explanation, examples etc.) to the points mentioned in the reading passage.
ボディで使える表現
その①:The (professor, lecturer, speaker etc.) points out that … リスニングのメインポイント1. This demonstrates the point from the reading passage that … リーディングのメインポイント1.
その②:The (professor, lecturer, speaker etc.) also argues that … リスニングのメインポイント2. This supports the claim from the reading passage that … リーディングのメインポイント2.
これら二つは、ライティングで言えばボディパラグラフに当たる部分です。
両方ともリスニングとリーディングの比較をしっかり行なっています。
4.TOEFLスピーキングで高得点を取るコツを4つご紹介
コツ①:filler wordsを排除
スピーキングセクションで高得点を目指す上で、大きな進歩となるのは、Filler wordsを使わずにスピーキングできるようになることです。
Filler words とは、um.. ah.. などの、意味を持たない音です。日本語で言う「えー、あー」のようなものです。Filler wordsのない回答は、とてもスムーズに聞こえます。例えば、教材のサンプルレスポンスなどを聞いて見ても、filler wordsを聞くことはないと思います。しかし、受験者が回答するときは、filler wordsを使ってしまっていることが多いです。
中学校や高校で、校長先生が朝礼などで話しているとき、「えー、あー」などの音をカウントしていた方はいるのではないでしょうか?スピーキングの練習の際、これと同じことを友達にやってもらいましょう。思っている以上に、filler wordsを入れずにスピーキングすることの難しさに気づくはずです。
しかし、一番避けたいのは回答時間内で黙ることです。なぜなら採点する基準がないからです。アイデアが思いつかなくても話し続けましょう。
コツ②:話し方
Filler wordsがないからといって、完璧に聞こえるかと言うとそうでもありません。話すスピードのムラを無くすことで、さらにスムーズに聞こえる美しいスピーキングをすることができます。
スピーキングでは、話しながら次に何を言うか考える必要があります。ときには、一文話し終わった後で、少し間が空いてしまうこともあるでしょう。これは、一文一文をスピーキングするスピードを全体的に落とすことで軽減できます。言いたいことが決まっている文章も気持ちゆっくり目に話し、次の文章を考えながら話しましょう。早く喋れることより、スムーズに、連続して文章を繋げて話した方が聞き取りやすく、評価は高くなります。
また、初めのうちはネイティブのように話す必要はありません。英語は国際的な共通語ですから、母国語のイントネーションと発音の違いがあって当たり前です。TOEFLは英語の能力テストです。ネイティブスピーカの真似をして日常会話のように喋るより、できるだけ正しい文法で一つ一つの文章を美しく喋ることを、まずは心がけましょう。
これはテストだけでなく、普段英語を喋るときも同じですね。英語を喋る目的は、相手に自分の意思を伝えるなどのコミュニケーションを取るためであると言うことを忘れないようにしましょう。こういった視点から、I mean… you know… といったような表現は、スピーキングセクションの回答としてはふさわしくありません。カレッジレベルの単語を使いよりプロフェッショナルに聞こえる英語を意識しながら喋ると、採点基準の「LANGUAGE USE (語彙力と文法力)」に響き、自然と点数も上がるはずです。
しかし、より高得点(20-25点以上でしょうか)を目指す上では、発音も大変重要になってきます。b/v, r/l, s/th等の区別は当たり前にできるようになりましょう。また、iBTでは、North American Englishの発音がより高く評価される傾向にあります。ブリティッシュアクセント等お持ちの方は、アメリカンアクセントで喋る練習をしておくと良いでしょう。
違いは様々ありますが簡単に言えば、鼻をつまんでも声が変わらない話し方がブリティッシュ、鼻をつまむと声が潰れる話し方がアメリカンです。
コツ③:できるだけ色々な表現を
様々な表現方法を織り交ぜて使うことができると、より回答が研ぎ覚まされていきます。スピーキングセクションを繰り返し練習していると、使う表現が統一されてきてしまう可能性があります。日頃から異なる表現で同じ意味を表すことに慣れておくと、テスト中もバリエーションのある回答が簡単に作成できるでしょう。いくつかフレーズをご紹介します。
リーディング、リスニング中の人物の主張を述べる
- The professor points out that …
- The speaker argues that
- The lecturer states that…
- The reading passage analyzes that…
- The lecture explains that…
リーディング、リスニングの概念を比較する
- (The speaker argues that …) This demonstrates the statement in the reading passage that…
- This is a specific example of the idea mentioned in the reading passage that…
- The lecturer provides an opposing idea to the reading passage by pointing out that…
- The speaker seems to agree with the argument in the reading passage that…
- The speaker supports the idea in the reading passage by …
コツ④:時間制限について
採点に関する項目でもご紹介した通り、時間ぴったりで発言を終わる必要は全くありません。もちろん短すぎてはいけませんが、時間をオーバーしてしまうと自動で録音が終了してしまいます。時間内に終えることの方が、長く喋ることよりも重要です。
また、時間が余っているからといって断続的に文章を付け足していくと回答の全体的な印象を下げかねません。自分の言いたいことが言い終わったら、そこでストップしましょう。録音が終わるまでの数秒間、喋りたくなってしまう衝動を抑え、自信を持って待ちましょう。
5.TOEFLスピーキングで高得点を獲得する為の効果的な勉強法
それでは続いて、効果的な勉強方法を見ていきましょう。
スピーキングはスピーキングで練習
スピーキングセクションの練習方法は、口を動かして英語を話すことが一番効果的です。他人からのフィードバックをもらえないためスピーキングの練習は、一人ではしにくいものですが、場数がものをいうセクションですから、頑張りましょう。恥ずかしがらずに実際に声に出して表現する訓練をすることが重要です。
また、スピーキングはハイレベルなタスクであるがゆえに、内容の構成が困難となってきます。自分にとっては当たり前の情報でも、聞いている方にとっては新しい情報であることが多々ありますから、頭の中で構成を考える際は、必要な情報が全て含まれているかよく考えましょう。
一人でも客観的に自分のスピーキングを評価することのできる良い方法として、自分の練習を録音してみると言う手があります。録音して、以下のチェックリストに関して評価してみましょう。
- 時間内に終わっているか。短すぎないか
- はっきりと聞き取りやすく喋れているか
- 全体構成は、簡潔でわかりやすいか
- 聞かれたことに対して適切な回答となっているか
- 文法、単語の間違いがないか(複数形になっているか、三単現を忘れていないか)
- 具体例が示されているか
- 客観的に、必要な情報が含まれているか
日頃から英語で考え、英語で話す練習を
(電車の中などで)スピーキング練習が出来なくても、英語で物事を考えることはできます。日頃から自分の考えを英語で主張したり、ある事柄を英語で要約したりする練習をしておきましょう。英語で物事を考えるためには、脳内に存在する思考の素材となる知識や情報が英語である必要があります。
はじめのうちは、ほとんどの知識が日本語なので思考を英語にすることは難しいでしょう。しかし、英語を喋るためには脳内の情報が英語でストックされていることが不可欠となります。これは、練習をしていくうちに、頭の中にある考え方が日本語から英語へと複製されていくため、回数を重ねるうちに困難ではなくなってくるはずです。脳内の情報がほとんど英語になってくれば、スピーキングは大変単純な作業となってきますから、はじめは大変でも継続して行なっていきましょう。
実際に人前で話してみる難しさ
TOEFL iBTのスピーキングセクションはパソコンの画面に向かいあって話をします。しかし、テストの際同じ教室には他の受験者がたくさんいます。
ですから、緊張するような環境で練習することが必要なのです。これには、実際の人間に話を聞いてもらうのが一番でしょう。緊張して、思うように言葉が出てこなくなることに気づくはずです。本番は人に向かって話すこと同等か、それ以上の緊張をすると心構えをしておきましょう。
また、ただ人に聞いてもらえば良いというものではありません。本当の緊張感と、価値のあるフィードバックを得るためには、話し相手が以下の要件を満たしていることが非常に重要です。
- 自分よりも英語を得意としている
- 問題のリーディング、リスニングの内容をよく理解している
- 流暢さにおいても、自分よりレベルが上である
自分より英語力が低い人に見てもらっても、一定の効果はありますが、フィードバックはもらえませんし、緊張もしません。自分がペラペラとそれらしく話していれば、聞き手は納得してしまうでしょう。聞き手が問題の内容をよく理解していることも重要となります。問題を理解していないのに、正確なフィードバックをすることは不可能だからです。また、流暢さにおいても聞き手の方が上手であれば、そこに関してもフィードバックをもらうことができます。
ご覧のように、一概に人に聞いてもらう、と言っても、様々な要素を考慮しなければ効果的なフィードバックは得られません。聞き手にとってもコミットメントが必要な作業となることがよく分かります。ですから、一番効率が良いのはやはり、同じ試験で高得点を目指す仲間と同じ時間帯に勉強することでしょう。これによって、取り組む問題が同じであり、英語能力も互角もしくは上手であれば、効果的な共同学習ができるでしょう。
Quick Speaking
以前、ライティングセクションの対策法としてQuick writingをご紹介しました。スピーキングセクションの、特にIndependent taskでは、このQuick writingの応用版、Quick speakingが有効でしょう。Quick writingと同じ要領で、以下の手順で行います。
- (1) スピーキングセクションで出題されそうなトピックを一つ選ぶ
- (2) トピックを三回読んで、何が聞かれているのかをよく理解する
- (3) 30秒間、トピックへの回答の構成を練る
- (4) タイマーと録音をスタートさせ、一定時間ひたすら話し続ける
Quick writingでは、10分間ひたすらタイピングを続けるという練習法でご紹介しましたが、スピーキングに関しては、時間はこれより短めでいいでしょう。短すぎず、かつアイデアが枯渇するほどの適度な長さを見つけて行い、のちに録音を聴き返してその回答の論理性や一貫性、また発音等をチェックして見ましょう。アイデアをひたすら出し、話しながら構成を練っていく力をトレーニングすることができます。
TOEFL専門校で勉強する
さて、ここまで出題傾向から対策まで、様々な側面から高得点への道を探ってきました。しかし、スピーキングは特に知識よりも練習が重要となります。
前述しましたように、練習は一人で行うこともできますが、いちばんの近道は評価しあえる聞き手と一緒に練習することでしょう。そう言った面から、TOEFLを勉強する人々が集うコミュニティに属することが大切です。
TOEFL専門校では、このような仲間とともに学ぶことができ、自分よりレベルの高い人から常にフィードバックをもらえる環境に身を置くことができます。学習塾を利用することも、ぜひご検討ください。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまでの重要なポイントを簡潔にまとめて見ます。
- (1) スピーキングセクションは難しいけれど、採点は総合的
- (2) まずは論理性と具体性が重要!
- (3) 無理に喋るより、落ち着いて連続的に喋ること
- (4) スピーキングは実際に話して練習。自分より英語が得意な聞き手に聞いてもらいましょう!
以上となります。
スピーキングセクションでは、英語能力の本質が問われます。ここで点数が取れていれば、あなたの英語力は多くに人を納得させることができます。
まずは英語で話すことに慣れていき、日頃の練習で地道に力をつけていきましょう!
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2017/01/19