TOEICのスコアアップなら、留学なしの国内学習が手っ取り早い話
なかなかTOEICのスコアが上がらないので、いっそ留学でもしてみようかと考えることはありますか?
でも、ちょっと待ってください。果たして本当に留学で効率的にTOEICスコアを上げることができるのでしょうか?
TOEICスコアアップには、国内での学習が断然オススメです。その理由をお話しします。効率的なスコアアップを目指しましょう!
1.TOEICスコアアップには留学より国内での学習がオススメ
いきなり、結論から言ってしまったようなものですが、今は、語学学校主催のフィリピンへの短期語学留学などもあり、手ごろな価格で、海外で英会話を学べるチャンスも増えてきました。
もちろん留学には留学の魅力があります。でも海外に行けば無条件で英語力があがるものではありません。留学に行く場合でも、留学前に基礎英語力をしっかりつけ、現地でも予習復習を必ず行い、留学中にしかできないレッスンを受け、学んだことを確実に身につけていく努力が欠かせないものです。それと同時に日本では見ることのできないものを見て、経験できないことを経験することで、自分を成長させることができる、それが留学の大きな目的となるのだと思います。
では、TOEICスコアアップという視点から考えた場合、海外で勉強することで効率的にスコアアップすることが期待できるのでしょうか?
冒頭で、既に言ってしまいましたが、TOEICスコアアップには留学より、断然国内での学習をオススメするというのが結論です。
その理由をお話ししたいと思います。
2.なぜ、TOEIC学習は留学せずに国内で学ぶほうが良いのか?
なぜ、留学より国内での学習の方が効率的にスコアアップを期待できるのか、まずはTOEICテストの特徴をもう一度確認しておきましょう。
TOEICスコアアップに必要なもの
一般的にTOEICテストと言われているのは、TOEIC Listening & Reading Testのことです。テスト名通り、リスニングとリーディングのテストです。ももちろんリスニング力とリーディング力を鍛えることは大切なことですが、TOEICテストには「TOEICテストのための勉強方法」があります。
英語力アップよりテスト対策に重点を置くなんて、どこか矛盾しているように感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。TOEICスコアアップを目標にするのであれば、そのための近道を通りながら英語力を総合的に上げていけばいいのです。
つまり以下のようなことです。
TOEICのための対策と勉強➡その学習を通して英語力がアップ➡TOEICテストスコアアップ➡英語学習モチベーションアップ➡更に英語力アップのための学習に向かう
では、具体的に「TOEICのための勉強方法」とはどのような勉強方法なのでしょうか。
それは至ってシンプルです。
「とにかく問題を解きまくり問題に慣れる」ことです。
TOEICは120分という限られた時間内で、リスニング100問(45分)、リーディング100問(75分)の合計200問もの問題を解かなければなりません。受験経験がある人ならわかると思いますが、時間内に解くことの難しさを感じた人も多いことでしょう。時間無制限なら解けると言ってもそれでは意味がありません。
時間内に多くの問題を解くために必要なものは何だと思いますか?もちろん速読力も必要です。でも速読力があったとしても、2時間という長時間英語に向き合う集中力がなければ力は発揮できません。
つまり、時間内に問題を解く能力、それを実現するための集中力、その両方がTOEICスコアアップには欠かせない力ということです。
「とにかく問題を解きまくり問題に慣れる」ことで、そのような力を養い、尚且つ、TOEIC独特の問題形式や問題パターンを学ぶことでスコアを飛躍的にアップさせることができるのです。
留学で学べること
では、留学で学べることは何でしょうか?
留学で学べることは語学以外にもたくさんあります。例えば、「自立心」「広い視野」「問題解決力」「海外文化理解」などです。英語力に関して言えば、留学で学べる一番の力はやはり「コミュニケーション能力」です。つまりスピーキング力ということになります。
もちろん語学学習において、「コミュニケーション能力」はとても大切です。最終的な目標ということもできるでしょう。
でも、TOEIC Listening & Reading Testにはスピーキングテストはありません。TOEICのスコアアップを目標とするのであれば、上でお話ししたように、問題形式に慣れるまでひたすら問題を解くことを実践するべきです。
ここでも、英語のテストなのに、「コミュニケーション能力」より「問題への慣れ」ということに抵抗を感じる人もいるでしょう。「コミュニケーション能力」を養うことが無駄なことと言うつもりは全くありません。高いTOEICスコアが欲しいと思う事情は、様々でしょう。就職だったり、転職だったり、仕事上必要で否応なしにという人もいらっしゃると思います。そんな場合、近道しなければ間に合いませんね。目の前の目標のために優先するべきことは何なのかということを考えなければなりません。
TOEICで高スコアを取っても、英語が話せないという人もいるという話をよく耳にしますが、そのような人は少なくとも高スコアを取るだけの基礎以上の英語力と語彙力、英語に対する集中力を持っているということになります。そのような人は、スピーキングに慣れていないというだけで、本気で会話を学べば、普通の人の数倍の速さでスピーキング力、コミュニケーション力を手に入れることができることでしょう。
つまり、留学でスピーキング力を鍛えるより、その時間を国内でTOEIC問題の反復練習に充てた方が、ずっとスコアアップの近道になるということです。留学でスコアアップを目指すより、スコアアップした英語力を持って留学をした方が、本来の留学の効果を引き出すことができるでしょう。
3.国内でTOEIC学習するなら独学 or スクール?どっちがオススメ?
留学より国内での学習がオススメということを理解していただいたところで、今度は独学で学習する場合とスクールに通って学習する場合について考えてみます。
独学のメリットとデメリット
まずは独学についてですが、独学の場合のメリットとデメリットを簡単にまとめてみると以下のようになります。
独学のメリット
自分のペースで学習できる
かける費用を調節できる
結果を出せた時の満足感が大きい
独学のデメリット
学習方法がわからない
意志を強く持たないと続かない
TOEIC学習は、自分の現在の力を見極め、レベルに合った目標を設定し、その目標に向かって必要な英語力まで、自分の力を引き上げていくということになりますが、独学の場合は、まず、適切に自分の力を見極めるところから難しさを感じてしまいます。目標スコアの設定はできると思いますが、その目標までがどのような道のりになるのか、先が見えない中での学習になることに不安を感じることも多いでしょう。
また、TOEICは300点台以下の初心者から満点の上級者までが同じ問題を解くことになります。当然そこには、レベルごとに、解ける問題、解けなくてもいい問題が存在することになります。解けなくてもいい問題に無駄な時間をかけないことが自分の実力を100%発揮するためには大切です。そういった部分の判断についても独学で行うことは難しく、コツをつかめば700点が取れる力でも、それがわからないがために600点に甘んじてしまうことも考えられます。
スコアを上げるためには「とにかく問題を解きまくり問題に慣れる」こととお話ししました。「とにかく問題を解きまくる」ことは独学でもできることです。「問題に慣れる」ことも結果としてついてくるでしょう。ただ、「どのように解き」「どのように慣れるのか」が大切になって来るのがTOEICのテスト勉強なのです。
なにより、独学の一番の問題点は「続けられない」という部分ではないでしょうか。
逆に、計画性があってコツコツと頑張ることが好きな人、調査力があって、効率的な学習法などを自分で調べ、自分で計画をたてて頑張ることにやりがいを感じる人なら、独学でもそれなりに満足のいく結果を得ることはできるはずです。
また、TOEICを知り尽くした上級者は、独学の方が向いていると言えるでしょう。そのような人は、自分の弱点を把握しているので、弱点に特化した学習を自分で進めていくことができる人です。
スクールで学習するメリットとデメリット
次はスクールで学習するメリットとデメリットについて考えてみましょう。
スクールで学習するメリット
TOEIC指導のプロにレベルに合った学習法を指導してもらえる
一緒に頑張る仲間と励まし合える
学習の習慣化が図れるので続けられる
スクールで学習するデメリット
費用がかかる
スクールに通っていることで安心して自習をさぼってしまう人もいる
スクールに通う際のデメリットは、費用がかかることに尽きると思います。独学でも参考書を何冊か買うことになるので、その費用と同等の費用しかかからないのであれば、スクールで学習するデメリットは、ほぼないと言えるはずです。でも、現実はそうはいきませんので、その費用をかけるだけのメリットを自分で見いだせるかどうかということになります。
TOEICは、しっかりと対策すれば自分が思っていた以上のスコアを出せるテストです。特に、初級者、中級からまだまだスコアを伸ばしたいと思う人は、TOEIC対策のための学習の環境を整えてもらえるスクールに通うことで、飛躍的なステップアップが望めるでしょう。
ただし、ここで大切な注意点があります。
スクールに通ったからといって、努力なしにスコアアップできるような魔法の方法を教えてもらえるわけではありません。スクールが指導するのは、努力の方法とその方向性です。目標スコアに向けた学習の指示を、スクール以外の時間でしっかりとこなしていかなければ、十分な結果を生むことは難しいことかもしれません。
実は、独学とスクール、二つに分けて考えましたが、スクールでの学習には、独学のデメリットを補い、メリットを助長させる効果があります。学習方法の指導を受けることで、スクール以外での学習、つまり独学の部分を正しい学習方法で行えるようになり、スクール外での学習を管理できることで、より効率的にスコアアップを目指せるようになります。忙しさなどを言い訳についついサボりたくなってしまう英語学習かもしれませんが、スクールがあると思うことで自分を奮起させることもできるでしょう。また、励ましてくれる講師や一緒に学習する仲間がいることで、前向きに学習に取り組むこともできるはずです。プロの講師が個々の弱点を把握し、その強化のための学習指導もしてくれるでしょう。
独学 or スクール?どっちがオススメ?
以上のことをまとめると以下のように言えます。
独学がオススメな人
TOEICを何度も受験した経験のある高スコア保持者
ゆっくりでいいので、自分でスコアを上げることで満足感を味わいたい人
自分で決めたことでないと学習意欲がわかない人
スクールがオススメな人
とにかく急いで目標スコアに達する必要がある人
TOEIC受験経験がない英語初心者
TOEIC受験経験がない英語中級者
TOEIC受験経験はあるが、スコアが伸びない人
独学が続かない人
繰り返しになりますが、確かにTOEICは独学でも、基礎文法を学び、繰り返し問題を練習することで、スコアを上げていくことができるテストです。時間的にも余裕があり、英語力アップに関する自己啓発の一環としてTOEICテストを利用している人なら、自分で試行錯誤しながらスコアを上げていくことに、楽しみややりがいを感じることでしょう。そうしているうちに英語力そのものも上がっていくはずです。
でも、企業のグローバル化が進む中、グローバル人材が求められる傾向が高まり、英語が苦手と言っていられない状況になりつつあるのも事実です。就職、昇進など、TOEICスコアで人生が左右されてしまうというのも、今の時代、大袈裟な表現でもないかもしれません。一定のスコア取得期限へのカウントダウンが始まってしまっている人もいることでしょう。特にそのような方には、強くスクールでの学習をオススメします。
まとめ
皆さんはゴルフやテニス、水泳などをスクールに通って習った経験をお持ちでしょうか?自分でも楽しめるスポーツではありますが、スクールに通えば、型から教わりますよね。型から習うことで、ゴルフで言えばティーショットからアプローチまで、状況によって適切なショットを打つことができるようになり、スコアも向上していくはずです。
プロの講師が自分の打ち方の弱点や癖を見抜いて気を付ける点や練習方法のアドバイスもしてくれます。TOEICも実はそれに似ています。自分でやって上達できないとは言いませんが、パートごとの特徴や解き方のコツ、目標スコアを達成するために必要な語彙など、TOEICを知り尽くしたプロの指導を受けることで、結果は格段に違ってきます。
また、イングリッシュイノベーションズでは、他の学校と違い、授業は全部英語で行います。ですので、スクールの良さにプラスして、海外で学習しているような気分も味わえます。もちろん気分だけではありません。英語を英語で学ぶことで、TOEICスコアを上げながら、同時にテクニックやコツだけに頼らない真の英語力を身につけることができるのが、当校の強みです。
授業での質問や講師とのやり取りも全て英語なので、リスニング力、リーディング力に加え、スピーキング力も上がります。留学などの特別な経験がなくても、TOEICのハイスコアは取得できます!
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2017/05/19