IELTS(アイエルツ)の採点基準を知ろう!
IELTS(アイエルツ)International English Language Testing Systemとは4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の
英語熟練度を測る英語テストの一つです。
ヨーロッパを始めとして、世界各国で多くの人が受験している世界で最もポピュラーな英語テストの一つです。
日本でも広く知られるようになってきており、受験者数も増えてきています。
IELTSがどのような基準で採点され、どのようなスコアになるのかを詳しく見ていきましょう。
この記事ではアカデミック・モジュールの採点換算、基準についてのみ解説していきます。
バンドスコア
IELTSの成績は4つのスキル(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)ごとに、1(最低)から9(最高)の段階評価で示されます。
各スキル毎の個別バンドと総合評価としてのオーバーオール・バンドスコアは0.5刻み(例えば、6.0》、6.5など)で示されます。
IDP公式サイトより抜粋
オーバーオールバンドスコアは4つのモジュール、0~9点で表され、合計得点は4モジュールの平均点で評価されます。
平均点が0.5刻みにならなかった場合は、最も近いバンドスコアになります。
例:
5.125 の場合 → 5.0点に切り下げ↓
5.250 の場合 → 5.5点に切り上げ↑
5.375 の場合 → 5.5点に切り上げ↑
5.675 の場合 → 5.5点に切り下げ↓
リーディングスコア計算方法
Band Score | Score |
9 | 39-40 |
8.5 | 37-38 |
8 | 35-36 |
7.5 | 33-34 |
7 | 30-32 |
6.5 | 27-29 |
6 | 23-26 |
5.5 | 19-22 |
5 | 15-18 |
4.5 | 13-14 |
4 | 10-12 |
3.5 | 8-9 |
3 | 6-7 |
2.5 | 4-5 |
40問中の正解数が得点となります。
それぞれのスコアに2-3問の正解数で同じスコアとなります。
1問の正解、もしくはミスで0.5点スコアが変わってきます。
23点でも、26点でもバンド・スコア6.0となるので
26問正解だと悔しい気持ちになってしまいますね。
リスニングスコア計算方法
Band Score | Score |
9 | 39-40 |
8.5 | 37-38 |
8 | 35-36 |
7.5 | 32-34 |
7 | 30-31 |
6.5 | 26-29 |
6 | 23-25 |
5.5 | 18-22 |
5 | 16-17 |
4.5 | 13-15 |
4 | 10-12 |
3.5 | 8-9 |
3.0 | 6-7 |
2.5 | 4-5 |
こちらも同じく40問中の正解数が得点となります。
それぞれのスコアに2-3問の正解数で同じスコアとなります。
1問の正解、もしくはミスで0.5点スコアが変わってきます。
ライティングの採点基準
ライティングには2つのタスクがあり、それぞれ4つの項目で0~9点で評価され
その4項目の平均点がそれぞれのタスクのスコアとなります。
また、ライティングのスコアを出す際に、
タスク1と2では採点配分が異なりタスク2が配点がタスク1の2倍となると言われています。
つまりライティングのバンドスコアは
(タスク1のスコア)+(タスク2のスコア×2)=(ライティングのスコア) というように出されます。
例:タスク1:7.0、タスク2:5.5=6.0
タスク1:5.5、タスク2:7.0=6.5
これを考えるとタスク2を重点的に勉強することが高いスコアを取るには大切ということですね。
タスク1の採点基準
出典:IDP公式サイト
課題の達成度
・設問で求められている質問に全て答えられているか
・図、表などの重要な情報を読み取れているのか
・図、表などの情報をまとめれているか
・一貫性とまとまり
・内容に一貫性があるか
・論理的に書かれているか
・接続表現などを使って、文章や段落に繋があるか
・語彙力
・色々な種類の単語を使うことができているか
・同じ単語、言い回しを繰り返し使っていないか
・文法知識と正確さ
・正しい時制を使えているか
・いろいろな種類の文法を正しい方法で使えているか
タスク2の採点基準
出典:IDP公式サイト
・課題への回答
・質問に対して的確に答えれているか
・例を出して、意見のサポートができているか
・一貫性とまとまり
・内容に一貫性があるか
・論理的に書かれているか
・接続表現などを使って、文章や段落に繋があるか
・語彙力
・色々な種類の単語を使うことができているか
・同じ単語、言い回しを繰り返し使っていないか
・文法知識と正確さ
・正しい時制を使えているか
・いろいろな種類の文法を正しい方法で使えているか
スピーキングの採点基準
スピーキングにもライティングと同様に4つの項目で0~9点で評価され
その4項目の平均点がそれぞれのタスクのスコアとなります。
出典:IDP公式サイト
・流暢さと一貫性
・質問に対して的確に答えれているか
・例を出して、意見のサポートができているか
・止まることなく話続けることができているか
・語彙力
・色々な種類の単語を使うことができているか
・同じ単語、言い回しを繰り返し使っていないか
・文法知識と正確さ
・正しい時制を使えているか
・いろいろな種類の文法を正しい方法で使えているか
・ミスに気づき直すことができているか
・発音
・母国語の発音を強く残していないか
・単語、文章に正しいアクセントで発声しているか
まとめ
採点換算、基準を知ることで何問正解を狙っていくのか、何を勉強したらいいのか方向性を決めることができるため効率のいい勉強方法を導くことができます。
独学での勉強に限界を感じている、最短でスコアアップを目指したい方は?
IELTSの採点基準は何となく理解できたけど、独学で勉強して目標スコアが達成できるのかこのような不安を抱えていると思います。
なかには、すでに独学でIELTSを勉強をしていて、何度公式テストを受験しても、いつまでたっても目標スコアを達成できない方もいると思います。
結論をお伝えすると、間違ったIELTS勉強法を続けていても、目標スコアを達成することはできないでしょう。
目標スコアを達成できないということは、例えば海外の大学・大学院・専門学校への進学を目指していた場合、それが実現できないということになります。
英語資格試験のスコアが取れないために、夢をあきらてたくはないですよね。
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