TOEFLとIELTSはどちらを受験するか?検討すべき3つのポイント
TOEFLとILETSどっちの試験を受けようか、勉強しようか悩まれている人も多いかと思います。どちらも日本でもそれなりに普及しているテストですから、迷ってしまいますよね。
んで、どっちが良いか?という事なんですが、この頁では3つポイントについて考察していきたいと思います。
1)スコアが使える大学の数の比較
2)難易度の比較
3)日本での傾向と、将来これらの試験がどうなるか?
また、後半では具体的な試験問題の違いについて触れていきたいと思います。最後まで読めばどちらの試験を受験すべきかを理解してもらえるのではないかと思います。
TOEFLとIELTS、どっちが勉強するか?
さて本題に入る前にIELTSとTOEFLを軽く解説します。
TOEFLもIELTSもどっちも世界的には300万人という受験者数を誇る素晴らしい英語試験です。日本では6-7万人、IELTSが5万人程度かと思われます。
満点はTOEFLが120点に対して、IELTSは9.0までのバンドスコアで英語力を指標化されます。
どっちの試験とも「英語力を測る」という意味では同じです。でも、やはり攻略の仕方が変わってきます。
イングリッシュイノベーションズではTOEFL/IELTSの試験対策の学校をやっていますが、本当にこの「攻略方法」というのを知った上で試験対策をするのと、しないとでは大違いです。
それだけ攻略法は大事。大事だからこそ、2つの試験を受験してみるより、ひとつを集中してやった方がいいのは間違いないです。
1)使える大学の数
という訳で本題に入っていきます。
昔は北米の大学を目指すならTOEFL、ヨーロッパやオセアニアなら、IELTSでした。
が、結論、今やどっちの試験も、世界中で通用します。大体の大学が両方を受け入れてくれます。TOEFLもIELTSも条件として受け入れている教育機関の数は1万を超えてリ、両者に大きな差はありません。
なので、特に、行きたい大学がここってきまってて、そこが求めているのがTOEFLじゃなきゃだっ!ていうのでなければ、どちらでも良いと思います。
最近では日本の受験でも、一般でも総合入試でも、英語力の指標として認めてくれたりしていますが、当たり前ですがスコアの取得は、あくまでも大学に進学するための手段なので、結局はその大学で通じるか、使えるかが大事なポイントです。
2)難易度の比較
TOEFL/IELTSのスコアどちらが取りやすいかってことですよね。
結論、試験の難易度で言えばIELTSの方が易しいと思います。
例えばリーディング。ひとつのパッセージの長さはIELTSの長さはIELTSの方が長いのですが、文章の難しさ、ボキャブラのレベルの高さはTOEFLの方が難しい印象があります。(試験問題の違いについては後述しています)
2つの試験の大きな違いはスピーキングの採点法かな、と思います。
TOEFLはAIを使ったコンピュータ採点であるのに対し、IELTSは人が採点するんですね。
だから、正直ごまかしというか、採点にも人のバイアスがかかるんですよね。
「態度(自信をもってそう)」「ハワユ-」
その辺も人間ですから印象点としてつく訳です。
なので、自分は海外に暮らしていたことがあるので、英語の会話にはそこそこなれていたのもあって、IELTSの方が好きです。
結論、としては僕個人としてはIELTSの方が簡単に感じています。TOEFLは難しすぎて勉強しないとスコアが取れないし、採点も1点単位で細かくだされる。
一方で、IELTSはOverallのスコアは繰り上げられます。
でも平均は5.5 になるんですね。
ただし、人によってはTOEFLの方が公式みたいなもの通じやすいため、勤勉な日本人にはむいてる、なんて言う人もいます。
3) 日本での傾向と、将来これらの試験がどうなるか?
上の数字をみてもらえば分かる通り、最近の傾向はIELTSが推しています。
理由は1番大きな理由は恐らく単純に価格です。
TOEFL:245USドル
IELTS:25,380円
また、私個人としては、このままだとおそらく数年後には受験数もIELTSがTOEFLを越すものと自分は分析しています。
というのも、TOEFLはETSというアメリカの団体が運営していますが、今、IELTSはブリティッシュカウンシル、ケンブリッジエデュケーション、IDP Educationの3社が運営しています。しかし最近ここ日本では、IDP Educationさんが支社を作り本腰を入れており、またブリティッシュカウンシルが英検を運営する旺文社と組んで拡販しているかたです。
この受験者数と言うのは非常に大事で、やはり大学も受験者数が少ないと相手にしないですからね。必然と使える、大学側としても基準とする大学の数にも影響してきます。
どちらの試験も世界ではすでに普及していますが、日本の大学ではこの受験者数の差が今後影響してきそうな気がしています。
TOEFLとIELTSの比較・違いを解説!
ここからはTOEFLとIELTSの試験内容について比較してきます。
リーディングの違い
TOEFLはアカデミックの内容のみで専門用語が多く使われるのに対し、IELTSはアカデミックだけでなく新聞や雑誌などからも出題されています。そのためIELTSの方がTOEFLより読みやすい傾向にあります。
文章量は、TOEFLは1パッセージ700語、IELTSは800-900語となります。一問あたりにかけられる時間はTOEFL1.8分、IELTSは1.5分となります。また、TOEFLはパラグラフごとに分けられているため精読をすることで確実に点数を稼げるのに対し、IELTSは問題とパッセージを行ったり来たりして情報を探さなければいけないので、精読に加え速読力が重要になります。
リスニングの違い
TOEFLはリスニングを聴き終えてから問題を解いていくのに対し、 IELTSはリスニングを聴きながら回答を進めていきます。回答はTOEFLは4択から回答しメイントピックがわかれば解ける問題が多いが、IELTSは単語を記述する必要があるのでスペルミスで点数を落とさないようにしなければならないです。
TOEFLの音源はアメリカ英語、 IELTSはイギリス英語を中心に各国の英語のアクセントでリスニングが読まれます。(ライティングではアメリカ英語・イギリス英語どちらもOK)日本人にとってアメリカ英語の方がアクセントがあり聞き取りやすい傾向があります。
スピーキングの違い
両者の大きな違いはスピーキングにあります。
TOEFLはパソコンに向かって制限時間内に自分の意見を録音していきます。IELTSは試験管との対面での対話形式になります。
TOEFLの場合、15秒で聞いて45秒で話すような内容のため、時間内に自分の意見をまとめてスピーキングの回答をし終えなければいけません。さらにIntegrated Speaking(複合問題)があり、ただ英語で話すだけではなく、要約する力、きちんと読んで聴きとる力が求められます。一方、IELTSは対人となるので、純粋に英語力(スピーキング力)をはかられます。
ライティングの違い
TOEFLにはIntegrated Writing(複合問題)が存在します。リスニングを聞いてから内容に関して文章でまとめるのでとても難易度が上がります。IELTSはグラフや図を描写、説明、分析をする問題が出るため、リスニング力は必要ありません。
IELTSライティングの採点基準が辛口であり、スラスラと書くことができたとしても、実際の点数はあまり高くなかったということは多くあります。ネイティブの先生や専門対策をしている学校に正しく指導してもらうことをおすすめします。内容を書きやすいのはIELTSですが、点数を伸ばしやすいのはTOEFLと言えると思います。。
ここでお伝えしたいのは、TOEFL・IELTSどちらの方がスコアを取りやすいかというと、答えはどちらとも言えません。
どちらのテストもメリット・デメリットがあるように受験生一人一人とテストの相性は違ってきます。
ただ、TOEFLは全てパソコンで回答するのに対し、IELTSはペーパー、コンピューターの選択ができるので、タイピングが得意な方はTOEFLやIELTSのコンピューターテストを選ぶなど自分がどちらの方がスコアを取りやすそうか、勉強がしやすそうかを、一度勉強をしてみて選ぶのも一つの手です。
TOEFLでも、IELTSでも最短スコアを上げるにはどうしたたら良いのか
留学に必要な英語資格について説明してきましたが、
・どう勉強を進めたらいいかわからない
・内容が難しくてスコアがなかなか上がらない
・スピーキングとライティングの勉強の勉強方法がわからない
など、壁にぶち当たると思います。
自分で参考書や勉強を進めるのはもちろん大事ですが、そんな時はぜひ私達の様な、スクールや塾に通うのも考えてみてください。
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