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あなたに合った海外留学制度は?それぞれの違いを徹底解説します

海外留学制度

年々グローバル化がいわれている日本では英語は必須のスキルとなってきています。

・英語のスキルアップのために留学したい
・大学で学んだ分野をより専門的に勉強したい
・広い視野を持って学生のうちにいろいろな経験をしたい

留学をしたいと考えている人たちはこのような思いがあると思います。

そこで留学に行く・留学を決める前に注意すべきなのが、留学といっても一概にお金を払って海外に学びにいくというものではなく、自分にとってどのような留学の制度を選ぶかが非常に重要になってきます!

留学にはいくつか種類があるので間違った選択を取らないように!ということです。

今回はいくつかある留学制度について詳細をお伝えするとともに、留学に必要な英語スキルについても少し触れていきます。

これから留学を考えている方は要チェックです!

留学の種類の説明

パスポート

そもそも留学にはいくつか種類があるのは知っていましたか?

今では多くのエージェントがさまざまな留学を提供しており多様化しています。

ここでは大きくは4つにわけて説明をさせていただきます。

1、海外留学制度のある大学から(交換留学)
2、留学に特化したエージェントを使う(私学留学)
3、海外大学・大学院へ進学(正規留学)
4、その他(海外留学支援制度)

それぞれ細かく解説していきます。

1、海外留学制度のある大学から(交換留学)

在学中の日本の大学や高校が特定の海外大学と協定を結んでいることにより、その海外大学に留学するという「交換留学制度」、「中・長期留学プログラム」などという海外留学制度があります。
※ここで言う交換留学とは、大学や高校などご自身が通う学校と、提携する海外の教育機関に留学プログラムを指します。交換留学制度には高校留学も存在し、留学エージェントを使わないといけないプログラムが多いので、学校主催なのか、留学エージェント主催なのかを確認するようにしてください。

基本的に留学期間は1年や半年と長期間のものが多く、留学をするのに選考や一定の英語資格(TOEFL・IELTSなど)の基準をクリアする条件を設けているものがほとんどです。1年留学することで卒業が1年遅れてしまうものもありますが、1年の留学中に留学先で受けた授業の単位を日本の大学の単位にすることができる留学制度も大学によってあります。

就活や大学院進学の時期なども視野に入れて、いつ留学をして、いつ帰ってきたらいいのかを考えてから決められるといいと思います。

留学費用に関しては、所属する大学へ支払う費用のみ、留学先へ授業料を支払う必要がありません。必要な費用は、渡航費などの諸費用や滞在費などの生活費のみとなり、費用を抑えて留学ができます。また、海外保険やケータイ電話に関して留学先で必要になる諸々は日本の大学側もサポートしてくれるので安心して留学をすることができます。

国や地域によっては同じ大学の生徒数名で留学をするので安心感やお互い助け合うことができます。

2、留学に特化したエージェントを使う(私学留学)

大学在学中でない場合(高校生や社会人を含む)自分で留学を斡旋してくれるエージェントを使用して留学をするものです。留学に関する手続き全般のサポートが受けることができ、留学のプロフェッショナルなので自分に合った留学を提案してくれます。

授業は自分の受けたい授業を選択することができ、授業によっては午前・午後・夜と自分の受けたい時間を選択できる場合があります。

筆者は社会人3年目に会社を一度退職してアメリカのロサンゼルスで私学留学をしていました。授業は午前中はESL(英語を母語としない留学生が英語力を補強するために履修する科目)を受け、午後はConversationなどを受けていました。生徒によっては午前で授業を終えて午後はボランティアや好きなことに時間を使う人もいます。私の友人はハリウッド映画の演劇を学ぼうと午後は稽古に行っている人もいました!

留学中の住居は人によってそれぞれですが、エージェントが学校と提携している寮やホームステイ先を紹介してくれます。

私は2週間寮に住んだのち、現地の不動産に相談に行きシェアハウスで生活をしていました。

3、海外大学・大学院へ進学(正規留学)

日本の大学もしくは大学院に進学するのではなく、海外の大学・大学院へ進学し学位取得を目指すための留学です。つまり、海外の大学に在籍し専門分野を学習するということです。基本的には現地の言語、アメリカであればアメリカの学生を対象にしているので、授業はすべて英語で行われます。

入学条件・受験で必要なものとしてTOEFLやIELTSのスコアが求められます。英語で授業を進めることもあり非常に高い英語レベルが求められ、TOEFLでは最低iBT61、IELTSでは6.0を必要としています。

4、その他(海外留学支援制度)

海外支援制度とは「トビタテ!留学JAPAN」や「独立法人日本学生支援機構」のことをいいます。

トビタテ!留学JAPAN

文部科学省が、2013年10月より「トビタテ!留学JAPAN」を開始したものです。政府だけでなく民間企業や各文化で活躍されている方からの御支援や御寄附などにより、官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成するためのプログラムになります。

独立法人日本学生支援機構

奨学金の貸与及び給付、留学生交流の促進支援、大学等が行う学生支援のサポートなど、さまざまな学生支援事業を展開している独立法人です。所属する大学や都道府県、各種法人が運営する奨学金制度などを利用することが可能です。

 

奨学金には給付と貸与の2種類があり、留学については給付も多いです。給付の場合は返還不要でなものになります。ただし、そのぶん競争率も高いので、必ずしも奨学金の対象となれるわけではありません。給付型の奨学金の場合、奨学金を受けるにあたり書類や大学の成績、TOEFLなどの一定数のスコアをもとに選考されるケースがほとんどです。

それぞれの留学のメリット・デメリット

GOOD BAD

交換留学や私学留学についてどんな留学について説明してきました。

人によってどの留学が合っているかは違うので、それぞれの留学についてメリットとデメリットも知った上で検討してください。

1、交換留学

主に大学での海外協定校での交換留学をベースにお伝えします。

メリット

・海外の難関大学でも比較的参加しやすい
・留学しても日本の大学を4年で卒業できる
・日本の大学がサポートしてくれるので相談しやすい
・日本の大学の授業料のみ払うので留学費を抑えられる
・海外大学で受けた授業の単位が日本の大学の単位に換算できる

デメリット

・学内での募集定員がある
・学内での選考がある
・留学先の大学から入学許可が必要
・留学先で希望の科目を受けられない場合がある

日本の大学での交換留学をするには選考を受けなければいけません。

選考に必要な条件は、
・成績(GPA)
・一定基準を満たす英語力(TOEFLやIELTSのスコアなど)
・望動機などを記述した作文
・学部学科・指導教員からの推薦

などが必要になります。

特にTOEFLやIELTSの基準のスコアを取るのに苦労する生徒さんが多いので早い段階から学習を進めることをおすすめします。

交換留学をした人の話によると、海外大学で受けた授業の単位が日本の大学の単位に換算できるのには注意が必要といいます。日本の大学の授業のほとんどは週1受け、単位が2貰えるのに対し、海外の大学の授業は週2.3受け単位が4.5貰えるが、日本の大学で換算すると1授業に対し2単位で換算されてしまうことがあります。海外大学で受けた授業時間で、日本の大学の単位が換算される(日本の大学へレポート提出や審査がある)など受けた授業のまんまの単位がもらえないことがあります。

あくまで、当校の生徒さんの一例になるので、留学に自分の大学の交換留学制度について調べ、行く前に少し多めの単位を獲得しておいた方がのちのち帰国後の大学生活を楽に過ごせるでしょう。

2、私学留学

私学留学は主に現地の語学学校に留学した場合についてお伝えします。

メリット

・受けたい授業を選択できる
・行きたい学校に直結して出願できる
・留学期間や行き先、学校を自分で決めることができる
・自由な時間を確保でき好きなことに時間を当てられる

デメリット

・留学費用が高い
・長期で休学し留学する場合は、日本の大学を卒業する時期が遅れる

私学留学は交換留学に比べて留学に行くハードルは低いものの費用が高いのが難点です。その代わりエージェントを通さない、エージェント費が安いところにお願いをする、必要な手配は自分で行うことで留学費用を抑えることができます。また、夏休みや春休みなどの1.2ヶ月の休みを利用する場合以外の半年、1年間の私学留学となると日本の大学を休学する必要があります。海外の学校に授業料などを支払うことに加え、長期休学するとなると日本の大学に学費を払う必要があります。

3、正規留学

海外の大学もしくは大学院へ進学し、卒業した場合を想定してお伝えします。

メリット

・英語のスキルが格段に上がる
・国によっては日本よりも学費が安い
・学校によっては日本よりも最新の知識や技術を学べる
・日本では経験できないことを経験し、知識や視野が広がる
・現地で就職できる可能性が上がる

デメリット

・英語資格(TOEFL/IELTS)の高いスコアを要する
・海外大学の方が卒業が難しい

正規留学は生活拠点を海外に置くため、文化の違いや、言語の壁、価値観の違いに苦戦することは多いと思いますが、その分日本では経験できない知識や経験を得られるチャンスが大いにあります。

4、その他(海外留学支援制度)

メリット

・支援制度でいけたことをアピールできる
・留学費を大幅に抑えることができる
・金銭的に留学が難しい人にも留学のチャンスがある

デメリット

・応募者が全国各地からで倍率が高い
・他の留学制度と比べ選考基準が厳しい
・英語資格(TOEFL/IELTS)のスコアを要する

誰にでも支援制度を受けるチャンスはあるものの、選考が厳しいのは言うまでもありません。普通の語学習得の留学では書類選考で落とされてしまうケースがほとんどなので、自分がどんな目的で留学をし何を学び、留学から戻ってきた先何を実現したいのかを明確にすることで通過する可能性が上がるでしょう。
・英語資格の勉強をする時間の余裕があるのであれば交換留学
・留学費用を少し多く払う余裕があるのであれば私学留学
・海外大学で4年以上専門分野を学びたいのであれば正規留学
あとは期間や目的を考えて自分に合った留学の制度を選択してください!

まとめ

イングリッシュイノベーションズロゴ

留学制度について説明してきましたが、交換留学に関してはTOEFLやIELTSが必要なことをお伝えしました。

しかし、勉強を進めていくと難しくて挫折してしまう人、スコアアップに伸び悩む人、ライティングやスピーキングの勉強方法が分から合いなど多くの壁に当たります。

イングリッシュイノベーションズのTOEFL・IELTSの生徒さんのほとんどは海外大学留学・海外大学進学に向けて勉強をしています。

目標スコアを取って夢や目標を叶えるサポートしていますので、英語学習に悩んでいる方は私たちに相談してみてください。

当校の体験レッスンは学校についての説明はもちろんどのように勉強すればいいか、スコアアップの秘訣についても伝授しています。

無料体験レッスンは、新宿・大阪(梅田)・横浜、オンラインで行っています。

実際の授業に参加していただくため参加いただく人数には限りがありますのでご希望の方はお早めに下からお問い合わせください!

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2022/02/18

執筆者 この記事を書いた人:EI staff

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点数保証をするTOEFL/TOEICの専門校、イングリッシュイノベーションズのスタッフです。スタッフの多くはアメリカからの帰国組です。 私たちもTOEICやTOEFLのスコアアップに苦しみました!その経験を皆様にシェア出来ればと思います。何でも聞いてください。