IELTSの運営団体を徹底比較!英検・JSAFの違いを解説します
IELTSは海外大学進学や留学などで活用されるテストの一つで、2019年度で世界で380万人以上、国内で45,000人以上の受験者数となり年々受験者数を増やし、メジャーなテストになってきました。
あなたがIELTSのテストを受けようと思った時、きっと 「IELTS・受験」 などと検索するでしょう。
その時に、検索結果に複数の受験できる団体、関連団体がヒットしてきます。
そこであなたはどこの運営団体で受験したらいいのか、それぞれの違いは何か、IELTSの受験前に困惑すると思います。
イングリッシュイノベーションズはIELTSのスコアアップの専門校としてスコアアップのノウハウをお伝えしている学校であるとともに、日々多くの生徒さんがIELTS受験をしている中で、受験後の声が多数寄せられています。
私たちの受験経験と生徒の声などを元に、今回はIELTS受験ができる団体とそれらの違いについて解説していきます。
※こちらの記事ではIELTS Academicモジュールをメインに説明をしています
IELTS運営団体について
初めに、IELTSはケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educationによって共同運営されているテストです。
そのうちブリティッシュ・カウンシルは日本英語検定(英検)と共同運営、IDP Educationは一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション (JSAF)と共同運営しています。
他にも、いくつかの団体や企業が公式テストセンターになるなどありますが、主にはこの4つの団体
・IDP Education
・日本英語検定協会(英検)
・一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション (JSAF)
以上が日本でIETSを受験する上で窓口となっている運営団体になります。
本記事では、日本英語検定協会(ブリティッシュ・カウンシル)・JSAF(IDP Education)として解説をさせていただきます。
それぞれの公式HPよりIELTSの申し込みはできますのでチェックしてみてください。
ブリティッシュ・カウンシルについて
ブリティッシュ・カウンシルは1934年に設立イギリスの非営利団体として教育や文化交流などを目的として活動をしています。
日本では1953年に活動を開始しました。毎年、多くの専門家と政策立案者、若者たちが文化交流の活動を通じて繋がる機会を提供しています。主に、英会話スクールや英国資格試験の運営、教育機関・企業向け英語研修、英国留学情報の提供、英語教員への研修、高等教育や文化芸術分野での国際交流支援などを行っています。
ブリティッシュカウンシルHPより引用
IDP Education
オーストラリアを拠点とする国際教育サービスを提供する期間です。IELTSの共同所有者としてIELTSテストの運営・実施、海外留学のサポート、語学学校の運営などを行なっている機関になります。2016年に日本では一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)とパートナーシップを組み試験の実施を開始しました。
IDP Educationより引用
日本英語検定協会(英検)について
日本英語検定協会は実用英語技能検定(英検)をはじめとし、IELTSを含む10種類の英語テストを提供している団体になります。日本ではIELTSの受験者、試験会場が最も多い団体です。
公益財団法人 日本英語検定協会と、イギリスの公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルがIELTSを共同運営し、日本における英語能力判定試験環境の大幅な向上を目指しています。
日本英語検定協会(英検)より引用
一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション (JSAF)
JSAFは2000年に設立し、日本人学生を対象とした学部留学派遣のプログラムを日本で初めてスタートさせました。現在では英語圏を中心に130のパートナー大学への学部留学に加え84大学への大学附属研修きかん、語学留学プログラムを提供しています。2016年にはオーストラリアIDP認定の日本初のIELTS公式初の公式テストセンターの運用が始まりました。
46校(2019年度10月時点)の大学と連携しており、大学留学制度の充実のためのお手伝いや、情報提供を行っています。
受験会場
各運営団体によって受験会場エリアと数は異なってきます。
都内、地方住み、受験場の近くに住んでいるなど人によってどちらを選んだらよいかはそれぞれ違ってきます。
自分の住んでいるところや環境などを考慮して選びましょう。
また、IELTSは2つの受験方式を採用しており、紙と鉛筆で受験するペーパーテストとコンピューターで受験するCD IELTSがあります。
基本的にCD IELTSの方が東京と大阪で開催しているため限定的ではありますが、開催エリア近くに住んでいる方はCD IELTSも視野に入れることをおすすめします。
ペーパーテスト・コンピューターテストの違いはこちらの記事をご参考ください!
日本英語検定
日本英語検定はペーパーテストとコンピューターテストの2つから選択ができます。
ペーパーテスト
IELTS受験会場は全国16都市あり、ほぼ毎週実施しています。(試験会場によって実施日が異なる)
公式HPのオンラインから残席状況を確認することができます。(試験日によって受験会場は異なります)
開催都市:札幌、仙台、東京、横浜/川崎、長野/松本、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、熊本
受験者に対して4日前に受験確認書にて詳細が伝えられます。
筆記テストとスピーキングテストは同日に実施しています。
東京2DAYと大阪2DAYと記載があるものに関しては、筆記テストの翌日にスピーキングテストを実施していますので同日にまとめて試験をされたい方は1DAYをおすすめします。
コンピューターテスト(CD IELTS)
東京・大阪の2拠点で受験が可能。
東京:英検協会(東京都新宿区横寺町55)
大阪:英検協会 大阪テストセンター(大阪市北区曽根崎新地1-3-16京富ビル7階)
2020年よりコンピューターテストの受験方法がはじまり、開催場所は少ないですが受験者も毎月増えて人気が高まっています。
JSAF
JSAFもペーパーテストとコンピューターテストの2つから選択ができます。
ペーパーテスト
ペーパーで受験するIELTS:全国10都市(東京・横浜・埼玉・山梨・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島)に会場設定。
提携機関や学校などでも受験可能。
コンピューターテスト(CD IELTS)
コンピューターで受験するIELTS:東京・大阪の2都市にて開催中。
受験料と申し込み
運営団体ごとに金額や時期によって特典がありますので金額で考えたい方は参考にしてください。
日本英語検定
ペーパーテスト/コンピューターテスト: 25,380円(税込)
ペーパーテストの申し込みは試験の5日前の12:00まで
コンピューターテストはの申し込みは試験日の3日前の(午前)9:00まで
JSAF
ペーパーテスト: 25,380円(税込)
コンピューターテスト: 26,400円(税込)
JSAFでの申し込み期限は、ペーパー・コンピュータテストどちらも
試験日の3日前の水曜日(木曜日実施の場合は3日前の月曜日)の23:59まで
※希望の会場が空いていた場合
また、10日前までに受験申し込みを済ませると、スピーキングテストの日時のリクエストができます。
JSAFは日本英語検定と違い、スピーキングの希望時間を予約することができます。
リーデイング・リスニング・ライティングの試験を終えた後、すぐにテストを終えたい方は早めの時間に、一息休憩を挟みたい方は遅めの時間に予約を取ることができます。
ただ、スピーキングの予約は早いもの順となりますので、基本的には早めに予約を取ることをおすすめします。
受験結果
受験をされたら結果は早くに欲しいと思います。
もし目標点数に達していなかった場合再度申し込みをしてテストを受けるので大事なポイントとなります。
日本英語検定
ペーパーテスト
オンラインにて確認:試験日より試験13日後
成績証明書の発送:試験日より試験13日後
コンピューターテスト
オンラインにて確認:試験日より試験3-5日後
成績証明書の発送:試験日より試験13日後
JSAF
ペーパーテスト
オンラインにて確認:試験日より試験13日後
※13日後が祝日の場合は16日に結果が分ります
成績証明書の発送:試験日より試験13日後
※13日後が祝日の場合は16日後に結果が分ります
コンピューターテスト
オンラインにて確認:試験日より試験3-5日後
成績証明書の発送:試験日より試験13日後
日本英語検定とJSAFのまとめ
これまで、日本英語検定とJSAFについて細かくお伝えしてきましたので、内容を以下の表にまとめてみました。
日本英語検定(英検) ペーパーテスト | 日本英語検定(英検) コンピューターテスト | JSAF ペーパーテスト | JSAF コンピューターテスト | |
受験会場 | 全国16都市 | 東京・大阪 | 全国10都市+提携機関・大学 | 東京・大阪 |
1回あたりの受験者数 | 30~100名 | 20名 | 1ルームあたり 20名 | MAX22名 平均12〜20名 |
受験料 | 25,380円 ※コンピュータテストのみ現在5,000円キャッシュバックあり | 25,380円 | 26,400円 | |
お申し込み | 試験5日前12:00まで | 試験3日前9:00まで | 試験3日前23:59まで (木曜日実施の場合は3日前の月曜日まで) | 試験3日前23:59まで (木曜日実施の場合は3日前の月曜日まで) |
スピーキング 時間予約 | 可 ※PBTでは、2022年12月より東京、横浜/川崎、名古屋、大阪、福岡で予約可能になります | 可 | ||
受験結果 | オンライン: 試験日より試験13日後成績証明書: 試験日より試験13日後 | オンライン: 試験日より試験3-5日後成績証明書: 試験日より試験13日後 | オンライン: 試験日より試験13日後成績証明書: 試験日より試験13日後※13日後が祝日の場合は16日に結果が分ります | オンライン: 試験日より試験3-5日後成績証明書: 試験日より試験13日後※13日後が祝日の場合は16日に結果が分ります |
その他・特典 | ●IELTS模擬問題 2テスト分 ●Road to IELTS (自主学習用のIELTS専用オンライントレーニングサイト) ●MOOCs: Understanding IELTS (IELTSの無料オンライン講座) 他アプリ教材あり | ●クイーンズランド大学IELTSオンライン講座 ●IELTS Writing Assist(IELTSスペシャリストによるライティング無料添削模擬テスト) ●IELTS Advantage(IELTS特別イベントへのご招待) ●マッコーリー大学IELTS Master(1モジュールのみ30日間無料そのあとはディスカントで受講可能) ●筆記用具の提供 |
それぞれの団体の違いを理解いただけましたでしょうか?
試験会場、いつまでに結果が知りたいのかによってどちらで受けたいかは受験者にとって変わってきます。
また、JSAFは受験者特典が充実しており、当日の筆記用具が不要・スピーキングテストが選べるといった点は万全の体制で受けられるでしょう。
イングリッシュイノベーションズとJSAF
イングリッシュイノベーションズでは2020年度よりJSAFと業務提携をしました。
それにより、イングリッシュイノベーションズにてJSAF主催のIELTS™️公式テストのお申し込みができるようになりました。
国内でのIELTS公式テストを普及したいという思いに賛同したことにより提携に至りました。
さらにIELTSの生徒数も増え多くの受験レポートが寄せられています。
IELTS試験に関しての最新の情報や対策など、業務提携校だからこそお伝えできる内容もありますので詳しく知りたい方はぜひイングリッシュイノベーションズの体験レッスンで質問してみてください!
IELTSの詳しい勉強方法について知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
数あるIELTSの受験団体の中で自分が受けやすいのはどれか、それぞれのメリット・デメリットがわかっていただけたかと思います。
夢や目標を実現するにはIELTSのスコアを取ることが必須になります。
・勉強方法がわからない
・最短でスコアを取りたい
・スコアアップで悩んでいる
など悩んでいる方はイングリッシュイノベーションズの体験授業に参加してみませんか?
スコアアップのためのストラテジーやノウハウをお伝えいたします!
また、一定の期間と条件を満たしている方には点数保証制度を設けておりますので詳しく知りたい方はぜひお問い合わせください。