【TOEFLの種類】TOEFL iBTとITPの違いについて徹底解説します!
TOEFLとは “Test of English as a Foreign Language” の略称で、アメリカで1964年で開発された試験です。現在は「ETS」によって運営されており、海外の大学や大学院に出願する際に求められるテストの一つとなっています。
そんなTOEFLには、TOEFL “iBT” と TOEFL “ITP” の2種類のテスト形式があります。この頁では、この2種類はどんなテストなのか?それぞれの違いについて比較と解説をしていきたいと思います。
TOEFLは過去、4つの種類があった
TOEFLは元々、PBT・CBT・ITP・iBTと全4種類ありました。
PBTは”Paper-based Test”の略で文字通り紙ベースの試験でした。しかし、このペーパーレス時代に受験者も減り、今は一般向けには廃止されました。
またCBTは”Computer-based Test”の略で、これも文字通りコンピューターベースの試験でしたが、現在はiBTと統合されています。
よって、現在受験出来るTOEFLの種類は”iBT”と”ITP”の2種類です。2種類あると言っても、全世界中のTOEFL受験者のうち96%は”iBT”テストを受験しており、一般的にTOEFLテストというと、今では”iBT”を指すケースが一般的です。
TOEFLテスト”iBT” と “ITP”2つの違いとは?
それでは、ここからは”iBT”と”ITP”の2種類について解説していきましょう。
nternetを利用して試験問題が配信されるテストで、受講の際にはコンピューターを使用します。
団体テスト向けで過去のPBTというテスト形式を再利用したペーパーベーステストです。(Levelが2種類ありますがここでは主にLevel1を解説)。
TOEFL iBTの概要
ここからは、具体的に、iBTとITPについて説明していきます。
TOEFL iBTとは、”TOEFL Internet Based Testing” の略称で、TOEFLの新しい試験形式として2005年に導入されました。
TOEFL iBTは、コミュニケーションに必要な「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に、公平性をもって測定されます。大学や大学院の出願に使用されるため、TOEFLテスト内で小論文を書くなど、どれだけ英語を「知っているか」ではなく「使えるか」に焦点が当てられています。
問題の分野は生物学から哲学まで多岐に渡るアカデミックな内容から出題されます。
TOEFL ITPの概要
TOEFL ITPとは “TOEFL Institutional Test Program” の略称で、iBTは個人受験に対して、ITPは団体用のTOEFL試験となります。
こちらのテストもiBTと同じように受験者の英語力を判断するテストとして高く評価されており、教育機関を中心に世界50ヶ国、2,500以上の団体で実施されています。
日本でもグローバル系の学部を持つ日本国内の大学などで多く採用されており、受験を経験した人も少なくないでしょう。
ITP試験は2017年に廃止されたTOEFL PBTテストの問題をベースに作られた「ペーパーベース」と、インターネット接続可能な「コンピュータベース」の2種類から選び受験をすることができます。
受験料はiBTはUS$245(2022年現在)に対して、ITPは取り扱う団体の人数にもよりますが大体2500円~4000円程度なので、受けやすさはITPでしょう。
また、iBTとITPは関連した問題もあるので、ITPを受験したら、iBTではこのくらいの点数だろうと換算する事がでるので少しでも費用の節約を考えている場合は、留学先の教育機関などに、ITPが使用できるかどうか問い合わせてみてもいいでしょう。
問題の構成について
これらの試験の最も大きな違いは試験問題の構成です。
Reading, Listening, Speaking, Writingセクションで構成され、4技能全ての英語力を総合的に判定します。
試験順にListening, Grammar(文法),Readingの3技能で構成されています。
iBTもITPも問題の分野は生物学から哲学まで多岐に渡るアカデミックな内容から出題されますが、TOEFL iBTは、とくに難しいテストと言われています。
Readingは大問2題~4題で長文が多く、Listeningも会話文やレクチャーがあり長い時間聞き取る力が求められます。そしてアウトプットであるSpeakingやWritingの機会が少ないため、スコアをあげるには専門のトレーニングが必要です。
その上、TOEFL iBTは4技能すべてをパソコンで行うため、ある程度のタイピングスキルが必要とされ、普段からパソコンを使わない方や、英語で話す習慣がない方にとってはTOEFL iBT は非常にハードルが高く感じます。
TOEFL ITPは、TOEFL ITPは、Listeningは会話の一言に答えるといった短めな問題も用意され、Grammerは、日本人が受けてきた英語教育の中で答えられる問題も多く、日本人が得意とされるパートです。
Readingに関しては、iBTほど長い文ではない為、実戦演習を重ね単語力を上げれば、高得点が狙えます。
なんと言ってもSpeakingがないので、アウトプットの機会が少ない日本人にとっては受けやすいと言えます。
それぞれの試験時間
TOEFL iBTは4技能分の試験があるため、試験時間もITPよりも時間が長くなります。
それぞれのテスト時間を見てみましょう。
約3時間(2019年8月1日よりテスト時間が短縮)
チェックインに30分を見込み、3時間半の計画を立てるようにしましょう。
約1時間55分
ITPも受験時間は2時間と長いですが、iBTは3時間以上ととても試験時間の長いテストになります。
いずれにしても、日頃から英語に対する集中力と持久力をつけていくことが重要になってきます。
結局ITPとiBTどっちを勉強すればいいの?
TOEFLを受験する目的は様々かもしれませんが、多くの方は海外留学を目的としているのではないでしょうか?
もし、留学を考えているのであれば、将来海外で生活することも踏まえ、iBTの勉強・対策をお勧めします。
と言うのも、ITPでは4技能の英語力判定は出来ないため、総合的な英語力の証明にはなりにくいです。
そのため、海外の大学は ITPスコアを受け付けてくれない大学が多いです。
海外のほとんどの大学では、iBTのスコアを求められます!
その他、TOEFLの勉強をする方はiBT対策をしていくことがおすすめです!!
TOEFLiTPの勉強方法について詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
TOEFL iBTとTOEFL ITPのについてご理解いただけましたでしょうか?
iBTもITPも英語力は証明できます。
しかし、海外の大学では、iBTしか受け付けていないという大学も多いです。
もし受験を考えているのであれば iBTを受験することをオススメします。
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