ロンドン大学の世界大学ランキング&それぞれの大学の特徴を一挙公開
この頁ではアメリカに続いて人気の留学地イギリス留学について、特に、イギリスの大学にフォーカスして解説します。
前半は「ロンドン大学」について、ランキングも含めて解説していきます。後半はイギリスへ留学をすることのメリットや詳細をお話しさせていただきます。
イギリスへの留学を考えている方、迷われている方にとって留学を決めるきっかけになれたらと思います。
ロンドン大学とは?概要
イギリス留学を考える際に必ずといっても良いほど耳にするのがロンドン大学ではないでしょうか?
ロンドン大学と言っても、何も知らずに聞くとそのままどっかの大学の名前に聞こえてしまいそうですが、実は「ロンドン大学」という大学があるのではありません。
ロンドンの中心部に本部を置く、カレッジ制の連動大学のことを指して言います。また、ロンドン市内すべての大学を指すのではなく、研究など今までの実績を通し現在では18のカレッジ・研究機関が所属しその総称を「ロンドン大学」と言います。
ロンドン大学に所属する18の大学一覧
以下が所属する大学の一覧です。
学生数は全て合わせると16万人を超え、通信課程でも5万人以上の学生が学んでいます。
- Birkbeck College
- Central School of Speech and Drama
- Courtauld Institute of Art
- Goldsmiths College
- Institute of Education
- King’s College London
- London Business School
- London School of Economics
- London School of Hygiene
- Queen Mary
- Royal Academy of Music
- Royal Holloway
- Royal Veterinary College
- School of Pharmacy
- University College London
ロンドン大学の世界大学ランキング
2022年世界大学ランキングの発表で、ロンドン大学に所属する大学でランクインしている大学は以下の通りです。
1位 オックスフォード大学
5位 ケンブリッジ大学
18位 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
27位 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス
35位 キングス・カレッジ・ロンドン
つまり、18の大学のうち、東大以上のランキングの大学が5つも入っています。
余談ですが、現在、イギリスの大学数は106校しかありません。
日本が全国で800校弱、アメリカが約5,000校弱であることを鑑みると、いかにイギリスの大学数が少なく、そして世界大学ランキングで上位に入っている大学が多いかが分かるでしょう。
少ない大学の中でもレベルの高い大学がイギリス、ロンドン大学には多く存在するのです。
ロンドン大学に入るための英語力とは?
ロンドン大学に入るための英語力とは?
ロンドン大学に所属するどの大学に進学するかにもよりますが、多くの日本人が入学するには、ファンデーション(留学準備)コースから経由して入学するケースが多いです。
というのも、直接、イギリスのトップ大学に入学しようとするとIELTSで言うと7.0、TOEFL100点程度の英語力が必要となり、日本で育った普通の日本人にはかなりの準備が必要となります。よって多くの日本人はIELTS5.5~6.0程度までは日本で上げつつ、現地のファンデーションコースにまずは入学します。
ロンドン大学所属の大学の詳細
ここからはロンドン大学の5校をそれぞれ、世界大学ランキング順にご紹介をさせていただきます。
オックスフォード大学
オックスフォード大学は世界大学ランキング1位であることに加え、世界の大学の中で3番目に歴史が深い大学、英圏では最古の大学でもあります。
4つの研究分野(Division)[人文科学/数学、物理および生命科学/医学/社会科学]という4つ学術分野に分かれており、そこから50近くの学部があり、さらに250近いさまざまな分野のコースが存在します。学生はオックスフォード大学の生徒であるのと同時に、カレッジにも所属しなければいけません。カレッジとは教員たちが共同生活を行うコミュニティのようなもので独自の判断で入学者を選抜し、勉学に必要な施設や最良の学習手段を提供しています。
大学の周辺にはデパートメントやカレッジが市内にあり一種の町のような雰囲気があります。ロンドンからのアクセスは、電車やバスで1時間の距離にあり、買い物や食事など生活する上では便利な環境にあります。
2019年の段階で学部生が1万1930人、大学院生が1万1813人で、160カ国・地域からの留学生が4割を占めていることから多くの海外留学生との交流を図る事ができます。
資格 | 学部 | 大学院 |
IELTS | 7.0 – 7.5 | 7.0 – 7.5 |
TOEFL | 100-110点 | 100-110点 |
学部によって必要なIELTS、TOEFLのスコアは変わってきますが、IELTS7.0(TOEFL 100点)で出願できる学科非常に限られており、ほとんどの学科は、IELTS7.5(TOEFL110点)が必要になります。また、成績 (GPA)も学科により最低基準点は変わりますが、通常は学部で4.6(5段階)以上、修士・博士ですと3.6以上(4段階)が必要になります。
ケンブリッジ大学
ケンブリッジ大学も、世界を代表する大学の1つで1209年に設立された大学です。オックスフォード大学に続き、英圏で2番目に古い世界で最古の大学の1つです。31のカレッジから成り立っており、10の学部に100以上の専攻が設置されています。これまでに89名のノーベル賞受賞者、15名の英国首相が輩出しており、国内第1位、全世界第3位を誇ります。
ロンドンから電車でおよそ90分の距離に位置しており、周りの特徴として、街を流れるケム川が近くにあり、キングスカレッジのチャペル風景やケム川に架かる数学橋やため息の橋など自然や観光名所も多い地域になります。
資格 | 学部 | 大学院 |
IELTS | 7.5 | 7.5 |
TOEFL | 110点 | 110点 |
ケンブリッジも非常に高いIELTS、TOEFLスコアを求められます。GPSに関しても学部では記載がありませんが、オックスフォードと同じくらい若しくはそれ以上が必要と考えられます。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)は、QS World University Rankings 2022では、世界第8位、Times Higher Education World University Rankings 2021では世界第16位にランクインしている非常にレベルの高い学校になります。また、イギリス内で、オックスフォード、ケンブリッジに続いて3番目に古い大学として有名です。現在では42,000人の学生が在学し、その中で150カ国の留学生が在籍しています。これまでに、UCLの卒業生と現在、元スタッフの中で30人のノーベル賞受賞者を輩出している学校です。
学部は、11学部[芸術・人文科学/バートレット建築環境/脳科学/工学/教育研究所/法学/生命化学/数理・物理科学/医学/公衆衛生科学/社会歴史科学]があります。
ロンドンの中心地区であるブルームズベリーにキャンパスを構えており、オックスフォードやケンブリッジに比べロンドン市内へ移動がしやすい立地になっています。
通常のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンは以下となります。
資格 | 学部 |
IELTS | 6.5- 7.5 |
TOEFL | 92-109点 |
UCLは学部によって求められるスコアが異なります。希望する学部がどのくらいの基準なのかを確認してから応募することをおすすめします。
UCLでは、海外からの入学希望者のためにファウンデーションコースというものが存在します。ファウンデーションコースは大学準備コースのことで、通常の大学学部に入学する前の1年間の準備期間のことです。
資格 | 学部 |
IELTS | 6.0 |
TOEFL | 80点 |
もちろん、ファンデーションコースを飛ばして入学されるケースもありますが、ほとんどの場合がファンデーションコースの過程を経て学習されます。また、ファンデーションコースではインタビューもありますので、その対策も必要になってきます。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)は社会科学に特化した、ロンドン大学を構成する代表的なカレッジの1つです。経済学が特に有名で、同分野における主要な大学ランキングで、英国を含む欧州全域で1位の評価を受けています。卒業生や関係者からは18名のノーベル賞受賞者者を輩出するなど、世界最高の教育・研究機関の1つです。
LSEの中で高い評価を受けている分野[経済学/経営学/政治学/国際関係学/社会政策/法学/メディア・コミュニケーション/哲学]があげられ、幅広い分野においてトップクラスの教育を提供しています。現在生徒数は11,000人以上在籍しており、その中の17%が海外からの留学生となています。
ロンドンの中心部コヴェントガーデンとテムズ川から歩いてすぐのところにLSEは位置しています。周辺は観光地となる美術館・公園・博物館などがあります。
資格 | 学部 |
IELTS | 7.0 |
TOEFL | 100点 |
LSEは「英語の資格・GPA・規程テスト」の一定基準が設けられており、さらに規定テストでは数学のスコアで高得点を求められるのが特徴です。
キングス・カレッジ・ロンドン
キングス・カレッジ・ロンドンではこれまでに、14名のノーベル賞受賞者を輩出するイングランドでは4番目に古い名門大学である。フローレンス・ナイチンゲールが本校で世界初の看護学校を設立したことも有名で、その背景もあり医学系の学科、特に看護学や歯学、生命科学の分野で非常に評価が高いのが特徴です。学部は全部で9学部[教育/経営/歯科口腔頭蓋顔面科/法学/生命科学&医学/自然数理科/看護助産緩和治療/精神心理神経科/社会公共政策]があります。
キングス・カレッジ・ロンドンはロンドンの中心に一番近い大学で、キャンパス型の大学ではなく都心型の大学で、5つのキャンパスのうち4つがロンドン中心部に点在しています。
資格 | 学部 |
IELTS | 6.5-7.5 |
TOEFL | 92-109点 |
日本の高校からは直接大学への入学ができないため、ファンデーションコースを経て入学をする必要があります。ファンデーションコースでは全ての授業でB+以上の成績をとることが必要となります。
イギリスで留学することのメリット
さて、ここで改めてイギリス留学メリットについて考えていきましょう。
通学期間が短い。大学は3年、大学院は1年で修了できる
日本の大学は4年、大学院が2年で卒業できるのに対し、イギリスの大学は3年、大学院は1年で卒業ができます。(あくまでも大学によって異なる場合があります)税金や生活費が高いイギリスの中で、在学期間が1年で済むのであれば留学費用をグッと抑える事ができます。ただしその分、春休みや夏休みがなく、みっちり授業を行いますが…。
質の高い学びができる
先ほど少し触れましたが、イギリスでは世界大学ランキングにランクインしている大学が数多くあります。
日本が100校に入る大学はわずか2校であるのに対し、イギリスには10校あります。その中にロンドン大学は5校あります。つまり、限られた環境の中で質の高い学ぶチャンスがあるという事です。また、2020年のデータによるとイギリスでのノーベル賞受賞者の数は133人となりアメリカの次に多い数になります。
異文化交流が盛んであること
日本でも多くの外国人を受け入れ多様性が進んでいますが、イギリスでは国籍や言語、文化が融合した民族の集団がロンドン市人口に占める割合は55%と年々増えています。留学生もヨーロッパの各地域から学びに来る生徒、アジア人と世界各国から学びにきています。この留学先がアメリカとなると学校によってはアジア人が多くアジア人はその国同士で集まるなんて話もよく聞きますよね!
他の国に行きやすい
イギリスから海をすぐ渡るとドイツやフランスがとても近くこれらの国は陸続きになっています。日本と違って列車で国同士を移動ができるので、日本に住んでいるよりも気軽にヨーロッパ旅行ができるのは旅好きにとってとてもメリットになります。特に、学生時代はお金に余裕がある人は少ないと思うので、費用を抑えて旅行ができるのは自分自身にとって良い経験となるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ロンドン大学の概要やどのような大学がロンドン大学に所属しているかなどご紹介いたしました。ロンドン大学に所属している大学は世界的にも非常に有名な大学が多く、ノーベル賞を輩出している大学も多いです。
海外大学進学や留学を検討されている方は、それぞれの大学の特徴を知ることで自分の将来により合った学校を選択する上で重要なポイントになります。
また、当たり前ですが、今回紹介した大学はどこもIELTS・TOEFLのスコアが必要となります。
もしスコアを最短、確実に取りたい方は当校への通学もぜひご検討ください。
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もちろん最初からすぐに理解することは難しいですが、2,3週間すると講師の言っている事が理解でき、徐々に聞き取る力もついてスピーディーに問題が解けるといった卒業生の声をいただいています。授業の中では、スコアアップのためのストラテジーや解き方も合わせてお伝えさせていただいております。
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